キャリア | INFOHUB-media https://infohub.jp/media 国内ビジネスリーダー向けメディア Fri, 24 Jun 2022 02:10:39 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.11 https://wp.infohub.jp/wp-content/uploads/2020/10/cropped-icon_logoA_2-32x32.png キャリア | INFOHUB-media https://infohub.jp/media 32 32 デジタルマーケティング業界の現在と今後|求められるスキルやトレンドを紹介 https://infohub.jp/media/2021/07/26/3860/ https://infohub.jp/media/2021/07/26/3860/#respond Sun, 25 Jul 2021 22:30:00 +0000 https://infohub.jp/media/?p=3860 デジタルマーケティングへの転職や就職を考えていたり、デジタルマーケティングの仕事をしたいと...

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デジタルマーケティングへの転職や就職を考えていたり、デジタルマーケティングの仕事をしたいと思ってらっしゃる方もいるかと思います。

しかし、デジタルマーケティングの業界についてはよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本稿では、デジタルマーケティングの基礎から、デジタルマーケティングの業界の現状やトレンドなどをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

株式会社tryXでは、デジタルマーケティングに関する各種コンサルティング支援を行っています。

デジタルマーケティングにお困りの方は、株式会社tryXのコンサルティングサービスをどうぞ。

そもそもデジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、インターネットやスマホなどのデバイスなどオンラインを経由して行うマーケティング活動です。

大きな特徴は、消費者の行動のデータを取得し、分析することで最適な手法や施策を検討する点です。そのため、デジタル広告などの手法だけでなく、AIやIoT、ビッグデータ、MAなども含みます。

デジタルマーケティングの基本に関しては、こちらでも紹介しています。
https://infohub.jp/media/2021/05/28/3817/

webマーケティングとの違い

デジタルマーケティングとよく間違えられる言葉として、webマーケティングがあります。Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部であり、Web上で行われるマーケティング活動に限定しています。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いについて

デジタルマーケティング業界の現在と今後

デジタルマーケティングの市場規模や、新型コロナウィルスの影響がどの程度あったのかなど、今後の市場予測を見てきていたいと思います。

業界の市場規模は4,189億円

国内デジタルマーケティング市場はIDC Japanの「国内デジタルマーケティング関連サービス市場予測」によると現在成長し続けており、2019年時点で4,189億円で、2018年から9.2%増で成長しています。今後も継続して成長を続け、2024年には5,299億円になると言われています。

国内のデジタルマーケティング関連市場は2019年時点で4,189億円、2018年から9.2%増で成長している

国内デジタルマーケティング市場は、ITサービス市場とビジネスサービス市場に分けられます。

ITサービス市場は、ツールの導入や周辺システムの連携などを含み、2024年には2,338億円になると予測されています。

一方、ビジネスサービス市場は、コンサルティング需要の拡大などに伴い、成長率6.1%で2024年には2,691億円の市場になるといわれています。

パンデミック下で市場が拡大

新型コロナウィルスの影響で飲食業や観光業など大きな打撃を受けました。その一方、デジタルマーケティング業界は大きく市場が拡大した業界の一つです。

新型コロナウイルスにより新たな生活様式への対応が求められ、消費者とのオフラインだけでなくオンラインでの接点が急速に増えました。その結果、デジタルマーケティング市場の拡大に繋がりました。

イギリスの「Bluestripe Group」と「New Digital Age」が行った調査では、業界幹部の64%が、この先1年間における収益の増加を予想しているとのことです。

また、アイルランドのDMIが行った調査では、企業の49%がマーケティング予算を縮小したがデジタルマーケティングに集中させたと答えています。

今回のパンデミックは企業のDXを推進するきっかけともなり、今後デジタルマーケティング市場拡大に影響しています。

デジタルマーケティング業界の見通し

新型コロナウィルスの影響もあり、リアルでの接点が中心であったスーパーやアパレルなどにおいてもECやアプリなど消費者とのオンラインでの接点の重要度が増えてきています。

また、AIにより業務の効率化が進み、顧客一人一人にカスタマイズしたOnetoOneマーケティングが可能になってきたり、顧客マネジメントが重要になっている中でCRMの導入が進んでいます。

今後より一層、マーケティングの中でデジタルマーケティングの重要性が高まってくると考えられます。

デジタルマーケティングの重要性は「効率化と効果的な分析」にある

デジタルマーケティングはなぜ重要になってくるのでしょうか。

それは、効果的な分析を行え、マーケティングの効率化が進められるということです。リアル店舗でのキャンペーンやチラシ、新聞などのオフライン施策の場合、消費者にどのような影響を与えているのか、効果があるのか否かなどを把握することが出来ませんでした。

しかし、デジタルマーケティングを活用し、消費者の動きの把握など細かなデータを取得することで、市場を把握したり、大企業と競争することもできます。

市場を詳細に把握できる

顧客の年齢、性別、住まいなどでのデモグラフィックやライフスタイルや心理変数などのサイコグラフィックデータを把握することができます。

それにより顧客の抱える課題や、その課題を解決するためにどのようなサービスやプロダクトを提供すべきなのかを明確にすることができます。

大企業とも競争できる

デジタルマーケティングツールでは様々なキャンペーン情報を分析することができます。例えば、競合企業キャンペーンを分析することで競合の失敗を把握することができます。その結果、自社の勝ち筋を明確にし、無駄なくシェアを拡大することができます。

マーケティングの分析手法に関しては、こちらでも詳しく解説しています。
https://infohub.jp/media/2020/07/09/2732/

デジタルマーケティング業界のトレンドを一部紹介

デジタルマーケティングがより重要になっていく中で、今後のトレンドの代表4例をご紹介します。

音声検索

音声検索とは、デバイスに向けて話しかけることで、ユーザーの特性や場所などを分析し、最も適した情報を検索したり、情報を提供するサービスです。AppleのSiriの提やAmazon Echo、Google  Homeなどのスマートスピーカーデバイスの提供など普及が進んでいます。

Juniperの調査によると2023年時点で今後80億の音声アシスタントが使用され、スマートスピーカーの普及が急速に進んでいくと予測されています。また音声コマースも年間800億ドル市場になるとも言われています。

現在海外では進捗が進んでいる中で、今後日本でも大きく市場が成長することが期待されています。

動画マーケティング

動画マーケティングとは、言葉の通り動画を活用したマーケティング手法です。動画は従来のテキストなどと比べて圧倒的な情報を伝達することができます。

具体的には静止画の30倍、テキストの100万倍と言われており、企業も動画を活用することで消費者とより効果的に関係を築くことができます。

また、YouTubeだけでなく、FacebookやInstagramなどのSNSやTikTokなどの新たなプラットフォームが登場したことで消費者は動画に触れる機会が増えてきたり、5Gなどの通信技術の進展でより高速に安定した動画を視聴することが出来ています。

今後動画マーケティングはより一層拡大していくでしょう。

チャットボット

チャットボットとは、AIが顧客との会話や問い合わせに対応してくれるものです。チャットボットを活用することで従来のコールセンターなどの人件費を抑えることができます。

しかし、それだけではありません。チャットボットで質問された内容を分析することで顧客の課題やニーズの把握や、リードジェネレーション、ナーチャリングもできます。

コスト削減としての意味合いだけでなく、マーケティング手法としても今後チャットボットの活用が期待されます。

人工知能を用いた施策改善

人工知能の発展は様々なところで注目されており、今後新規技術の8割がAIが土台になるとも言われています。当然デジタルマーケティング業界でも人工知能を用いた施策改善が期待されています。

例えば、ユーザーそれぞれの特徴やニーズに合わせて、顧客に最適な文章やビジュアルをカスタマイズしたり、キャンペーン実施時期の最適な時期を予測することが可能です。また実施したキャンペーンのアトリビューション分析を行うことで最も効果があるコンテンツや施策、経路の分析することが可能です。

まだ事例として多いわけではありませんが、今後マーケティングで人工知能を利用することが当たり前になるかもしれません。

デジタルマーケティング業界で求められる3つのスキル

デジタルマーケティングトレンドを把握するスキル

デジタルマーケティングでは、常に新たな技術が開発さたり、新しいルールが提携されるなど市場が常に変わります。

例えば、近年では個人情報保護の観点から3rd Party Cookieの提供を廃止することをGoogleやAppleが発表しています。それによりバナー広告の配信方法などが大きく変わって来るといわれています。

デジタルマーケティング業界では、従来の手法が突然使えなくなったり、新たに効率的な方法が登場する方法するかもしれません。そのためにも、デジタルマーケティングのトレンドを把握し、より良い成果をあげるようにしましょう。

クリエイティブスキル・アントレプレナースキル

デジタルマーケティング業界はまで発展途上です。そのため、正解というものが存在しない場合があります。そこで必要になるのが、「クリエイティブスキル」です。

クリエイティブスキルとは、グラフィックなどのクリエイティブではなく、従来の手法にとらわれず、新たなスキルや解決法や戦略を見出すスキルです。目的を明確にし、常に新たな手法を検討することを意識しましょう。

デジタルツール活用スキル

デジタルマーケティング業界では、様々なデジタルツールを活用します。例えば、WEBサイトなどの分析ではGoogle AnalyticsやCRM、MAツールなどです。

このようなツールを効率的に利用することでマーケティング施策をより効果的に運用することができます。そのためにも普段から常にデジタルツールに慣れておくように訓練しておくことが有効でしょう。

マーケティングのスキルに関する詳細な記事はこちら
https://infohub.jp/media/2021/05/18/3748/

デジタルマーケティング業界で高単価案件をお探しですか?

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また、リモートワークで週1回からの勤務や土日稼働など自身の条件に合わせて柔軟な働き方もできます。もし、デジタルマーケティング業界での経験を積みたいと考えている場合はjobhuntで一度案件を探してはいかがでしょうか?

この記事のまとめ

デジタルマーケティング業界の市場規模は大きく成長しており、新型コロナウィルスのパンデミックをきっかけに今後より一層成長し、多くの人材が求められてきていると思います。

また技術の発展に伴い、今回ご紹介した音声検索・チャットボット・動画マーケティング以外にも常に新たなトレンドが登場してきます。今後デジタルマーケティングでの経験を築いていきたい場合は、トレンドを把握することに加え、クリエティブスキルやデジタルツール活用スキルが求められます。

jobhuntではデジタルマーケティングの案件もご用意しています。デジタルマーケティングの経験を積みたいという方も一度検索してみてください。

マーケティングのスキルは実践で磨こう

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マーケティングは,マーケティングに関する能力を持っていても、それに関する知識があっても実践しなければ意味がありません。マーケティングのスキルは実際にマーケティングの仕事を通して磨きましょう。

しかし,そんなみなさんの中には、

「実践する環境や案件がない」
「自分で案件を探している時間がない」

といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そんなみなさんに,デジタルマーケティングに関するフリーランスや複業向けの仕事マッチングサービス,jobhuntをご紹介します。

jobhuntを利用する4つのメリット

jobhuntを利用するメリットを4つ紹介します。

他の求人サービスとは違い、高水準・高単価な案件が揃っているため、マーケティングのスキルを高めるには最適なサービスです。

jobhuntを利用する4つのメリット

1.チャレンジングでやりがいのある面白い案件を厳選
2.ハイスペックに見合う、高単価案件を厳選
3.週1〜・リモートワーク案件もあり
4.INFOHUBのプロフィールに実績がストックされる章

チャレンジングでやりがいのある面白い案件を厳選

案件をデジタルマーケティング・新規事業・PoC・DX・コンサルティングなど、やりがいのある面白い領域に特化しています。また、世の中にとって価値のある案件・プロジェクトを厳選しています。

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プロフェッショナルにふさわしい相応の単価をクライアントと交渉可能です。

週1〜・リモートワーク案件もあり

時にはクライアントと交渉し、ご自身に合った稼働条件を調整できます。

リモートワーク案件、土日稼働OKなど、自由度が高い働き方が可能です。

INFOHUBのプロフィールに実績がストックされる

実績がビジネスメディアINFOHUBに公開されます。稼働実績を公式なものとして嘘偽りなく公開できます。

jobhuntは実戦でスキルを高めたい方におすすめ

マーケティングはスキルを身に着けつけるだけではなく、実践を通してスキルや知識をアウトプットしなければ意味がありません。

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【2021年版】マーケティング関連資格14つを徹底比較-年間スケジュールや取得メリットも https://infohub.jp/media/2020/05/21/2536/ https://infohub.jp/media/2020/05/21/2536/#respond Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 +0000 https://infohub.jp/?p=2536 「マーケティングの資格を習得してビジネスに活かしたいけど、どれに取り組んだらいいかわからな...

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「マーケティングの資格を習得してビジネスに活かしたいけど、どれに取り組んだらいいかわからない」そんな悩みを抱えていませんか?

マーケティングに関する資格は多く存在するので、取得する目的を持っていないと必要のない資格を受験してしまったり、どれに取り組むべきかわからなくなってしまいます。

当記事ではマーケティングに関連する資格を目的に合わせて計画が立てられるよう、スケジュールと資格を取得するメリットまで一挙にご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

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マーケティングの資格がなくても活躍できる?

マーケティング職を目指す方や、マーケティング職でスキルアップやキャリアアップを目指す方で、マーケティング関係の資格を取得をしようと考えている方は多いと思います。そもそもマーケティングに資格は必要なのでしょうか?

そもそもマーケティングとは?

そもそもマーケティングとは何でしょうか?

市場調査であったり、広告宣伝というイメージがあるかもしれません。マーケティングはこのような要素だけとどまらず、専門家や団体により定義は異なりますが、すべてに共通して言えることは「マーケティングは、売れる(儲かる)仕組みを作る」ための手法ということです。

なにか一つの要素だけではなく、市場調査、商品開発、広告宣伝、流通を組み合わせて、顧客のニーズに答えたプロダクトやサービスを提供することで、売上、利益を上げるものです。

新たなプラットフォームの登場や新たな技術の発展に伴い新たな手法が登場していますが、全ては「売れる(儲かる)仕組みを作る」手法です。

マーケティングについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

マーケティングに興味がある、なんとなく知っているけどちゃんと説明できないという方も多いかと思います。実は、マーケティングの定義は専門家や団体でも様々あります。本稿では、マーケティングとはなにか、マーケティングの歴史、代表的なマーケティングの手法や最新のトレンドまで一挙ご紹介します。ぜひご参考にしてください。マーケティングとは「儲かる仕組みを作る」こと最初にマーケティングとは、何なのかの定義をご紹介します。マーケティングとは、調査や広告宣伝という風に認識している方も多いかと思います。しかし、定...
マーケティングとは?知っておくべき歴史や戦略、AI時代に必要なこと - INFOHUB-media

マーケティングに資格が必要なのか?

結論から言うと、マーケティングには資格は必要ありません。

資格がなくても、実務経験やマーケティング知識の勉強などを通してマーケティングに従事することはできます。

一方でマーケティング資格は、キャリアチェンジしてマーケティング職に就きたい方がマーケティングの知識の証明のためやスキルアップ、キャリアアップ、転職、独立のために有効です。

どんな人が資格取得すべきなのか?

マーケティングの資格はどのような人が取得すべきなのでしょうか。目的に合わせて、おすすめの資格例をご紹介します。

マーケティングの仕事に就きたい学生・実務未経験者

学生や実務未経験者がマーケティング職に就きたい場合、マーケティング知識を持っていることを企業にアピールする必要があります。そのためマーケティング知識を体系的に学べる「マーケティング・ビジネス実務検定」や「マーケティング検定」などの資格取得がおすすめです。

マーケターのスキルアップで昇進したい会社員

マーケターとしての実務能力や知識を向上させることで、スキルアップやキャリアアップを目指す社会人も多いのではないでしょうか。実務経験が無い場合やマーケターとして駆け出しの場合、マーケティングを体系的に学べる「マーケティング・ビジネス実務検定」などがおすすめです。また今以上の成果を出したいと考える場合、「IMA検定」や「統計検定」などより実践的な学びができる資格がおすすめです。

マーケターとして独立したい方

マーケティングについて経験が長く独立を検討されている方は、ご自身のマーケティング能力の証明や活躍の場を広げる目的で資格取得されるケースがあります。資格取得する例として「データ解析士」や「中小企業診断士」、「MBA(経営学修士)」などが挙げられます。

未経験・初学者向けのマーケティング資格

ここでは「マーケティング未経験者」や「マーケティングを知らない初学者」の方におすすめの検定試験をご紹介しています。紹介している資格試験はどれも段階的に学べる資格制度となっています。そのため未経験者や初学者であっても体系的に学ぶことができます。

マーケティング・ビジネス実務検定

「マーケティング・ビジネス実務検定」の特徴は特定の職種や業種などにとらわれず必要なマーケティング知識を体系的に学ぶことができます。マーケティング知識を学びたい方や実務に活かしたい初学者の方に向けの資格です。

マーケティング・ビジネス実務検定の最上級資格、A級に合格すると「IMSSA認定マーケティング実務士」として認定されます。初学者は比較的難易度の低いC級やB級から勉強することをおすすめします。

  • 難易度:C・B級・・・初心者向け A級・・・中級者以上
  • 受験料:C級・・・6,270円 B級・・・7,480円
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年2月7日 、2021年6月6日 、2021年8月8日
  • 受験形式:WEB試験

主催:国際実務マーケティング協会

マーケティング検定

「マーケティング検定」はマーケティングの基本的知識が問われます。そのためマーケティングについて学びたい方や実務にマーケティングを活かしたい方におすすめです。

現在(2020年5月時点)、検定試験の実施は3級のみとなっております。1級は2021年の春頃、2級は2020年の夏頃に開催される予定です。

  • 難易度:3級…初心者向け 2級…中級者以上
  • 受験料:3級・・・6,600円 2級…9,460円
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:随時
  • 受験形式:テストセンター

主催:公益社団法人マーケティング協会

WEBマーケティングの資格

急速なIT化やEコマースの台頭などによってWEB空間におけるマーケティングの重要性が高まってきています。ここではwebマーケティングに役立つ資格を紹介しています。

ネットマーケティング検定

「ネットマーケティング検定」はWEBを利用したマーケティングに欠かせない知識を体系的に学ぶことができます。SEOやSEM、市場調査などのWEBマーケティングに必要な知識や、経営戦略とWEBマーケティングを連動した構成で学べます。そのためWEBマーケティング初心者やこれから実務にWEBマーケティングを活かしたい方におすすめです。

  • 難易度:初心者向け
  • 受験料:6,000円
  • 合格率:70%
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年2月14日
  • 受験形式:WEB受験(特別措置)

主催:株式会社サーティファイ

webアナリスト検定

「webアナリスト検定」はGoogleが提供するGoogleアナリティクスのアクセス解析に特化した資格です。WEBマーケティングでは顧客の行動をデータベースで理解することが必要です。webアナリスト検定では数字の読み方でなく実務で活きる形式でGoogleアナリティクスを学べます。そのためWEBマーケティング担当者やWEBマーケティング職に就きたい方におすすめの資格です。

  • 難易度:初心者
  • 受験料:17,280円(例:アジャストアカデミー主催) ※主催者によって変動
  • 合格率:80%
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:主催者や会場によって変動
  • 受験形式:WEB受験(特別措置)

※受験料は主催者や会場によって変動します。
主催:一般社団法人日本web協会

Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)

「Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)」の特徴は、Google主催の資格である点です。Googleが提供するアクセス解析ツールGoogleアナリティクスをどのくらいのレベルで理解しているのかを測る試験のため、習熟度を公式によって証明できます。

受験できるコースは初心者用と上級者用の2つがあります。WEBマーケティング初心者は前者を、WEBマーケティング担当者は後者を受験することをおすすめします。

  • 難易度:初心者・上級者
  • 受験料:無料
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:常時
  • 受験形式:WEB受験

主催:Google

IMA検定

「IMA検定」はWEBマーケティングの実務スキルを問う資格です。そのため今以上の実績を目指すマーケティング担当者や、マーケティング職に就きたい方におすすめです。

受験費用だけでなく、eラーニング形式の講座もセットとなっています。各種WEB広告の活用方法や最新のWEB情報まで幅広い知識を学べます。また就職サポートを受けることもできます。

資格はStandardとProfessionalの2種類あります。前者は初心者向け、後者は中級者向けです。

  • 難易度:Standard・・・初級者 Professional・・・中級者以上
  • 受験料:Standard・・・18,000円 Professional・・・25,000円  (税別)
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年4月22日(毎月1回)
  • 受験形式:WEB受験

主催:クラウドマネージメント協会

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)

「ネットショップ検定」はEコマースを利用したWEBマーケティング能力を測る試験です。ネットショップの基礎知識だけでなく、ネットショップ内でのプロモーションやサイトの設計など、Eコマースに必要な基礎知識から経営能力まで体系的に学ぶことができます。

検定試験は実務士候補とレベル1〜5までの6段階あり、レベル1〜5のいずれかに合格するとネットショップ実務士になれます。また段階別に資格が設けられていることから初学者やキャリアアップを目指すWEBマーケティング担当者、Eコマースに携わる方など多くの方におすすめです。

  • 難易度:レベル1・・・初学者 レベル5・・・上級者
  • 受験料:レベル1,3・・・7,000円 レベル2・・・7,500円
  • 合格率:70%
  • 受験資格:レベル1,2・・・特になし レベル3・・・優良ネットショップでの勤務実績
  • 試験実施期間:随時受付
  • 受験形式:WEB受験

主催:一般財団法人ネットショップ能力認定機構

Webライティング能力検定

「Webライティング能力検定」はwebサイトやコピーライティング、法律から見たライティングなどの知識を学ぶことができます。検定試験は1〜3級まで用意されており、2級と3級は初学者向けになります。ライティングやSEO施策、プレスリリースなどの業務をされているWEBマーケターにおすすめです。

  • 難易度:2,3級・・・初級 1級・・・中級者以上
  • 受験料:13,500円
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年2月28日、2021年5月30日
  • 受験形式:会場受験

主催:一般社団法人日本WEBライティング協会

Google広告認定資格

「Google広告認定資格」はGoogleが提供する広告サービス(検索広告・アプリ広告・動画広告など)の理解度を測る試験です。先述の「Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)」と合わせることでよりWEBマーケティングの理解に役立ちます。初学者の方におすすめの資格です。

  • 難易度:初学者向け
  • 受験料:無料
  • 合格率:80%
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:常時
  • 受験形式:WEB受験

主催:Google

【分析・解析など】マーケティングに応用できる資格

マーケティング職において市場調査や顧客の購買行動などの業務は欠かせません。特に現在はweb上で取引する機会も増えてきたため、データから顧客の動向を掴むことが大切です。数学的な知識を勉強でき、分析や解析を用いて業務に活かすことが期待できる資格をご紹介しています。

統計検定

「統計検定」は統計データを元に問題解決できる能力があるかを測る試験です。マーケティング担当者は日々、顧客データやwebサイトのアクセスデータに触れる機会が多いため親和性の高い資格と言えます。今よりもスキルアップやキャリアアップを目指す方におすすめです。

  • 難易度:3,4級・・・初心者向け 2級以上・・・実務経験者向け
  • 受験料:3,000円〜10,000円(受験資格による)
  • 合格率:3級・・・69% 2級・・・45%
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年6月20日、2021年11月21日
  • 受験形式:会場受験、テストセンター

主催:一般財団法人統計質保証推進協会

データ解析士

「データ解析士」はマーケティングリサーチ情報やアクセス・売上予測、原因の分析など統計に関する基礎知識を学ぶことができます。多変量解析実務講座を受講し、認定試験に合格すると「データ解析士」の資格取得できます。データサイエンスに興味がある方、スキルアップやキャリアアップを目指す方におすすめの資格です。

  • 難易度:初心者〜
  • 受験料:54,500円(入学金+受講料)別途、受験料必要
  • 合格率:非公表
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:随時

主催:一般社団法人実務教育研究所

ウェブ解析士

「ウェブ解析士」はアクセス解析に特化した資格です。事業計画にあったプランニングやKPI設計など実務レベルで活躍できるかを問う資格です。資格試験はウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターと3つのレベルがあります。そのため初学者からマーケティング担当者、スキルアップやキャリアアップを目指す方におすすめです。

  • 難易度:初心者〜
  • 受験料:17,280円
  • 合格率:60〜70%
  • 受験資格:ウェブ解析士・・・特になし 上級ウェブ解析士・・・ウェブ解析士必要
  • 試験実施期間:常時
  • 受験形式:WEB受験

主催:ウェブ解析士協会

中小企業診断士

「中小企業診断士」は国家資格であり難易度が高いです。しかしながら資格取得することでキャリアアップや独立を目指せます。中小企業診断士はマーケティングだけでなく、中小企業の経営課題を解決するための診断や助言などをするための資格です。しかしマーケティングと経営は切っても切れない強い関係があるため、取得することで活躍の幅が広がります。

  • 難易度:高い
  • 受験料:一次・・・13,000円 二次・・・17,200円
  • 合格率:一次・・・23.5% 二次・・・18.8%
  • 受験資格:特になし
  • 試験実施期間:2021年7月開催予定(未発表)
  • 受験形式:会場受験、口述試験、実務試験

主催:一般社団法人中小企業診断協会

MBA(経営学修士)

「MBA(経営学修士)」はビジネススクールを卒業することで取得することができます。マーケティングだけに留まらず経営全体の視点が手に入り、キャリアアップや独立を目指せます。取得までの時間や費用がかかりますが取得する価値はあるでしょう。

  • 難易度:高い
  • 学 費:130万〜400万円

参考:グロービス経営大学院

マーケティング系資格のスケジュールと比較

マーケティング関係の資格は多岐に渡り、その種類も多いです。どの資格をどの時期までに勉強すれば良いか迷う方も多いはず。そこでこれまでに紹介してきた資格をひとつの表にまとめました。学習の計画やどの資格を取るかの検討にお役立てください。

資格名カテゴリ難易度受験料合格率受験資格’21年試験
実施期間
詳細ページ
マーケティング・ビジネス実務検定未経験
初学者
C・B級・・・初心者向け
A級・・・中級者以上
C級・・・6,270円 B級・・・7,480円非公表特になし2月7日、6月6日、8月8日国際実務マーケティング協会
マーケティング検定未経験
初学者
3級・・・初心者向け3級・・・6,600円非公表特になし随時公益社団法人マーケティング協会
ネットマーケティング検定WEBマーケティング3級・・・初心者向け6,000円60%特になし2月14日株式会社サーティファイ
webアナリスト検定WEBマーケティング3級・・・初心者向け6,000円70%特になし主催者や会場によって変動一般社団法人日本web協会
Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)WEBマーケティング初心者上級者無料非公表特になし常時Google
IMA検定WEBマーケティングStandard・・・初級者 Professional・・・中級者以上Standard・・・19,800円 Professional・・・27,500円非公表特になし4月22日
(毎月1回)
クラウドマネージメント協会
ネットショップ検定(ネットショップ実務士)WEBマーケティングレベル1・・・初学者 レベル5・・・上級者レベル1,3・・・7,000円 レベル2・・・7,500円70%レベル1,2・・・特になし レベル3・・・優良ネットショップでの勤務実績随時受付一般財団法人ネットショップ能力認定機構
Webライティング能力検定WEBマーケティング2,3級・・・初級 1級・・・中級者以上13,500円非公表特になし2月28日、5月30日一般社団法人日本WEBライティング協会
Google広告認定資格WEBマーケティング初学者向け無料80%特になし常時Google
統計検定マーケティングに応用3,4級・・・初心者向け 2級以上・・・実務経験者向け3,000円〜10,000円(受験資格による)3級・・・69% 2級・・・45%特になし6月20日、11月21日一般財団法人統計質保証推進協会
データ解析士マーケティングに応用初心者〜54,500円(入学金+受講料)別途、受験料必要非公表特になし随時一般社団法人実務教育研究所
ウェブ解析士マーケティングに応用初心者〜17,280円60〜70%ウェブ解析士・・・特になし 上級ウェブ解析士・・・ウェブ解析士必要常時ウェブ解析士協会
中小企業診断士マーケティングに応用高い一次・・・13,000円 二次・・・17,200円特になし特になし未定ウェブ解析士協会
 MBA(経営学修士)マーケティングに応用高い130万〜400万円グロービス経営大学院

マーケティング系資格の3つの取得メリット

マーケティング関係の資格取得をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではマーケティング関係の資格取得でメリットとなるポイントをご紹介します。

就職や転職に有利になる

マーケティングの経験を持っていなかったとしても、マーケティングの知識を体系的理解している証明になります。またその過程でマーケティングの基礎知識から応用まで学べます。

社内評価につながりキャリアアップを目指せる

企業にとってマーケティング施策は欠かせないため、マーケティングの基本知識は必須であるとも言えます。体系的なマーケティングの知識を活かし、今以上のスキルアップやキャリアアップを目指せます。

個人の活動にも役立つ

独立した場合や副業など、組織とは関係なく個人の活動を行うときにもマーケティングの知識やスキルの証明になり、信頼につながります。

マーケティング未経験・初心者におすすめの5つの勉強法

マーケティング職に就いたことのない未経験者やマーケティングの知識のない初心者の方はどのように勉強したら良いのでしょうか。ここでは「マーケティングを学ぶ方法」や「マーケティングを実践する方法」をご紹介しています。

学校に通う

マーケティングを学ぶ方法の代表例です。大学や大学院、資格取得の専門学校など学校に通うことでマーケティングを学べます。一方で通学の費用や時間などのコストが当然かかります。自分の目的やスタイルに合った学校を探す必要があります。

著書で学ぶ

マーケティング未経験者であっても、マーケティング経験者の著書を読むことで勉強できます。マーケティングの理論やマーケティング事例など多くの著書が出版されているので、自分が求める情報が記載されている著書を選びましょう。

webメディアで学ぶ

現代社会においてマーケティングができることは非常に大きな価値を生みます。そのためwebメディアでは積極的にマーケティングについての発信しています。マーケティングの基礎知識や最新のマーケティング現場の最新情報など多岐に渡る情報がインターネット上にあります。それらの記事などから勉強できます。

ブログやSNSを使ってみる

自分でメディア媒体を運営しながらマーケティングを学ぶ方法があります。ブログやSNSは手軽に始めることができます。またアクセス解析機能が標準でついていることも多いです。そのため自身で発信する内容や方法などを試行錯誤しながらマーケティングを学べます。

webサービスを自分で運用してみる

ブログやSNSなどのメディア媒体だけでなく、webサービスをご自身で運用してマーケティングを学ぶ方法があります。顧客に与える価値は何か、どんなことに顧客は不満を抱えているかなど考えながら運用できます。

マーケティングのスキルアップには日々の情報収集も大切

新たなサービス、テクノロジーの開発や、新型コロナウィルスの影響など、市場は常に変化しています。

マーケティングのスキルアップをするためには、毎日情報収集を行い、これらの変化を解釈できるようになることも大切です。

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ビジネス・テクノロジーの領域では、多くの場合、海外から最新情報が発生します。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。当記事では「マーケティングの資格」についてご紹介してまいりました。

マーケティングの知識を持っている、実務レベルで活用できることは、マーケティングの実務以外にも経営にも非常に大きな影響があります。

もし、今スキルアップやキャリアップを検討している場合、マーケティングの資格取得を目指してみるのも一つの選択肢になります。ご自身の状況や目指したい姿から計画してマーケティングの資格を検討してみてはいかがでしょうか。

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WEBマーケティングの仕事に就くために資格を取得したいけど、何を受験すればいいのかわからない。キャリアに影響することなので慎重に選択したいですよね。

実は、それぞれの資格の特徴をよく理解すると、自然と自分に必要な資格が見えてきます。この記事では、WEBマーケティングで活躍できる14の資格の紹介と比較をしていきます。ぜひ役立ててみてくださいね。

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WEBマーケティングに資格は必要ない

WEBマーケティングの仕事に就くために資格習得を目指している方も多いのではないでしょうか。しかし、結論から言うとWEBマーケティングの仕事には資格は必要というわけではありません。

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なぜ必要ないのか

WEBマーケティングに限らず、マーケティングにおいては実務や勉強で得た知識を活用し、着実に成果を出す人がたくさんいます。そのため、資格が必須というわけではありません。

しかし、未だマーケティングという文化が深く浸透していない日本ではマーケターに対する評価にばらつきがあり、今後キャリアチェンジしてWEBマーケティング職につきたい場合や、スキルアップ、キャリアアップ、フリーランスで仕事を獲得したい場合などには有効です。

WEBマーケティングにも活かせるマーケ定番資格

最初に紹介するのは、WEBマーケティングだけでなくマーケティング全般に関する定番の資格です。

マーケティング・ビジネス実務検定

「マーケティング・ビジネス実務検定」の特徴は、特定の職種や業種などにとらわれず必要なマーケティング知識を体系的に学べます。マーケティング知識を学びたい初学者向けの資格です。

マーケティング・ビジネス実務検定の最上級資格、A級に合格すると「IMSSA認定マーケティング実務士」として認定されます。初学者は比較的難易度の低いC級やB級から勉強することがおすすめです。

・難易度:C・B級・・・初心者向け A級・・・中級者以上
・受験料:C級・・・6,270円 B級・・・7,480円
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:2021年2月7日、6月6日、8月8日、11月7日
・受験形式:WEB試験
・運営:国際実務マーケティング協会

IMA検定

「IMA検定」はWEBマーケティングスキルの資格です。特徴は、実務主義であり、現場で即実践出来るスキルを身につけられ、就職サポートを受けれます。そのためよりスキルを身につけたいマーケティング担当者やマーケティング職への転職を検討している方におすすめです。

試験は、eラーニング形式の講座もセットとなっています。各種WEB広告の活用方法や最新のWEB情報まで幅広い知識を学べます。

・難易度:Standard・・・初級者 Professional・・・中級者以上
・受験料:Standard・・・19,800円 Professional・・・27,500円
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:2021年4月17日(毎月1回)
・運営:クラウドマネージメント協会

ネットマーケティング検定

「ネットマーケティング検定」はWEBマーケティングに欠かせない知識を体系的に学べる資格です。資格内容は、SEM、市場調査などのWEBマーケティングに必要な知識や、経営戦略やWEBブランディングなどです。WEBマーケティング初心者やこれから実務で実践する方におすすめです。

・難易度:初級者向け
・受験料:6,000円
・合格率:70%
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:2021年2月14日
・受験形式:WEB受験(特別措置)
・運営:株式会社サーティファイ

分析能力の向上・証明に役立つ資格

続いては、具体的にWEBマーケティングに業務を進める中で、重要なスキルの1つ分析能力の向上、証明に役立つ資格をご紹介します。

WEBアナリスト検定

「WEBアナリスト検定」はGoogleが提供するGoogleアナリティクスのアクセス解析に特化した資格です。WEBマーケティングでは、顧客の行動はすべてデータとして残るため、データを分析するスキルが重要です。WEBアナリスト検定では実践的なGoogleアナリティクスのデータの読み方、利用方法などを学べます。WEBマーケティング担当者やWEBマーケティング職に就きたい方におすすめの資格です。

・難易度:初級者
・受験料:17,280円(アジャストアカデミー主催) ※主催者によって変動
・合格率:80%
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:主催者や会場によって変動
・受験形式:WEB受験(特別措置)
・運営:一般社団法人日本web協会

※受験料、試験実施スケジュールは主催者や会場によって変動します。

ウェブ解析士

「ウェブ解析士」はアクセス解析に特化した資格です。事業計画にあったプランニングやKPI設計など実務レベルで活躍できるかを問う資格です。

資格試験はウェブ解析士・上級ウェブ解析士の2つと、講師資格も得られるウェブ解析士マスターがあります。

初学者からマーケティング担当者、スキルアップやキャリアアップを目指す幅広い方におすすめです。また、オンラインで常時試験が受験出来ることも大きな特徴の1つです。

・難易度:初心者〜上級者
・受験料:17,280円(アジャストアカデミー主催)
・合格率:60%−70%
・受験資格:ウェブ解析士:特になし 上級ウェブ解析士:ウェブ解析士資格
・試験実施スケジュール:常時
・運営:ウェブ解析士協会

Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)

「Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)」の特徴は、Google主催の資格である点です。

Googleが提供するアクセス解析ツールGoogleアナリティクスをどのくらいのレベルで理解しているのかを測る試験のため、習熟度を公式によって証明できます。

受験できるコースは初心者用と上級者用の2つがあります。WEBマーケティング初心者は前者を、WEBマーケティング担当者は後者を受験することをおすすめします。また、無料で受験出来るというメリットもあります。

・難易度:初心者・中級者
・受験料:無料
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:常時
・受験形式:WEB受験
・運営:Google

Web検定

「Web検定」はWebリテラシーを中心に、デザイン・ディレクション・プロデュースなどWEBに関わる幅広い知識やナレッジについて問う資格です。4つの認定資格(Webアソシエイト・Webデザイナー・Webディレクター・Webプロデューサー)が用意されており、自社に適した物を選びましょう。難易度は初心者向けです。

・難易度:初心者
・受験料:10,800円
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:常時
・受験形式:WEB受験
・運営: 全日本能率連盟登録資格 Web検定

SEO・リスティング広告に役立つ資格

WEBマーケティングのよくある手法として、SEO・リスティング広告があります。SEO・リスティング広告を運用したり、学ぶための資格をご紹介します。

Google広告認定資格

「Google広告認定資格」はGoogleが提供する広告サービス(検索広告・アプリ広告・動画広告など)の理解度を測る資格です。先述の「Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)」と合わせることでよりWEBマーケティングの理解に役立ちます。初学者の方におすすめの資格です。

・難易度:初心者
・受験料:無料
・合格率:80%
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:常時
・運営: Google
 

Webライティング能力検定

「Webライティング能力検定」はwebサイトやコピーライティング、法律から見たライティングなどの知識を学ぶことができる資格です。検定試験は1〜3級まで用意されており、2級と3級は初学者向けになります。ライティングやSEO施策、プレスリリースなどの業務をされているWEBマーケターにおすすめです。

・難易度:2,3級・・・初級 1級・・・中級者以上
・受験料:13,500円
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:2021年2月28日、2021年5月30日(年4回)
・受験形式:会場受験
・運営:一般社団法人日本WEBライティング協会

役立つその他の資格

その他に役立つWEBマーケティング関連の知識をご紹介します。

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)

「ネットショップ検定」はEC関連のWEBマーケティング能力を測る試験です。ネットショップの基礎知識だけでなく、ネットショップ内でのプロモーションやサイトの設計など、ECに必要な基礎知識から経営能力まで体系的に学ぶことができます。

検定は、1−3レベルまで段階別に資格が設けられていることから初学者やキャリアアップを目指すWEBマーケティング担当者、ECに携わる人など多くの人におすすめです。

・難易度:レベル1、2・・・初学者 レベル3・・・上級者
・受験料:レベル1・・・7,000円 レベル2・・・7,500円
・合格率:70%
・受験資格:レベル1,2・・・特になし レベル3・・・優良ネットショップでの勤務実績
・試験実施スケジュール:常時
・運営:一般財団法人ネットショップ能力認定機構

Webディレクター試験

「Webディレクター試験」は、プロジェクトを成功に導く論理思考力やスキルが問われる資格です。Web制作の工程管理はもちろん、要件を導き出すための現状分析、プロジェクト企画、サイト全体の情報構造設計、集客施策立案、実施まで幅広い知識を問う試験になっています。WEBディレクターの業務にこれから携わる予定の人におすすめです。

・難易度:実務経験者向け
・受験料:10,000円
・合格率:非公表
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:常時
・運営:全日本能率連盟登録資格 Web検定

統計検定

「統計検定」は統計を活用した問題解決力や知識を問う試験です。マーケティング担当者は調査データやWEBサイトのアクセスデータなど様々なデータに触れる機会があり、データ解析など統計の知識が必要です。マーケティング実務者で今よりもスキルアップやキャリアアップを目指す方におすすめです。

・難易度:3,4級・・・初心者向け 2級以上・・・実務経験者向け
・受験料:10,000円(受験資格による)
・合格率:3級・・・69% 2級・・・45%
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:2021年6月20日、2021年11月21日
・受験形式:会場受験、テストセンター
・運営:一般財団法人統計質保証推進協会

Webデザイン検定

「WEBデザイン検定」は、WEBデザインに関するデザインの知識~システムやビジネススキルの資格です。デザインの知識だけでなく、HTMLやCSSの書式や基本設計、幅広くアクセシビリティに対応するための実装技術を問います。これからWEBデザインを学びたい方向けの資格です。

・難易度:初心者向け
・受験料:10,000円
・合格率:59.8%
・受験資格:特になし
・試験実施スケジュール:常時
・運営:全日本能率連盟登録資格 Web検定

マーケティング・マスターコース

「マーケティング・マスターコース」は、日本マーケティング協会認定のマーケティング資格です。通常の試験を受けるだけでなく、11ヶ月の講座を受講し、最終的に論文を提出することで資格取得できます。受験資格もマーケティングの実務5年以上、受験料1,078,000円と高額ですが、サントリー・電通など業界トップレベルのマーケッターから学ぶことができます。

・難易度:実務経験者向け
・受験料:1,078,000円
・合格率:非公表
・受験資格:実務経験5年以上、協会会員
・試験実施スケジュール:年1回 (9月スタート)
・運営:日本マーケティング協会

WEBマーケティングにおすすめの資格比較とスケジュール

資格名カテゴリ難易度受験料合格率受験資格2020年試験実施期間詳細ページ
マーケティング・ビジネス実務検定マーケティング
全般
C・B級・・・初心者向けA級・・・中級者以上 C級・・・6,270円 B級・・・7,480円非公表特になし2021年2月7日、6月6日、8月8日、11月7日国際実務マーケティング協会
IMA検定マーケティング全般Standard・・・初級者 Professional・・・中級者以上Standard・・・19,800円 Professional・・・27,500円非公表特になし2021年4月17日(毎月1回)クラウドマネージメント協会
ネットマーケティング検定マーケティング全般3級・・・初心者向け6,000円60%特になし2021年2月14日株式会社サーティファイ
webアナリスト検定分析能力3級・・・初心者向け6,000円70%特になし主催者や会場によって変動一般社団法人日本web協会
ウェブ解析士分析能力初心者〜17,280円60〜70%ウェブ解析士・・・特になし 上級ウェブ解析士・・・ウェブ解析士必要常時ウェブ解析士協会
Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)分析能力初心者〜上級者無料非公表特になし常時Google
WEB検定分析能力初心者〜10,000円非公表特になし常時全日本能率連盟登録資格 Web検定
Google広告認定資格SEO/リスティング初学者向け無料80%特になし常時Google
Webライティング能力検定SEO/リスティング2,3級・・・初級 1級・・・中級者以上13,500円非公表特になし2021年2月28日、2021年5月30日(年4回)一般社団法人日本WEBライティング協会
ネットショップ検定(ネットショップ実務士)その他レベル1・・・初学者 レベル5・・・上級者レベル1,3・・・7,000円 レベル2・・・7,500円70%レベル1,2・・・特になし レベル3・・・優良ネットショップでの勤務実績常時一般財団法人ネットショップ能力認定機構
WEBディレクター試験その他初心者〜10,000円非公表特になし常時全日本能率連盟登録資格 Web検定
統計検定その他3,4級・・・初心者向け 2級以上・・・実務経験者向け3,000円〜10,000円(受験資格による)3級・・・69% 2級・・・45%特になし2021年6月20日、2021年11月21日一般財団法人統計質保証推進協会
WEBデザイン検定その他初心者向け10,000円59.8%特になし常時一般財団法人統計質保証推進協会
マーケティング・マスター・コースその他実務経験者向け107,8000円非公表実務経験5年以上/協会会員2020年9月〜日本マーケティング協会

どんな人資格の取得をおすすめしたいか?

それでは、実際の資格取得はどんな人におすすめしたいのかというと、転職を考えており自分のスキルを証明したいと思っている人やこれからマーケティング職に転職を考えていたり、異動などで勉強し直したい方です。

WEBマーケティング資格取得のメリット

WEBマーケティング資格取得のメリットは2つあります。

転職する際に効果的

1点目は、上述したとおり転職する際に効果的だからです。マーケティングのスキルは証明するのが難しいです。しかし、資格を活用すれば自身のスキルを証明できるため転職の時に有利に働くことがあります。

知識の習得・復習ができる

2点目は、知識の習得・普及に活用できるということです。資格は、必要なスキルや知識が体系的にまとめられているため、マーケティングで必要なことを学習することや復習に活用できます。

マーケティングのスキルアップには日々の情報収集も大切

マーケティングのスキルアップするには資格の勉強だけでなく、日々の情報収集が大切です。テクノロジーの開発や新型コロナウィルスの影響による消費者の行動など市場環境は変化しています。毎日の情報収集を行いながら変化を解釈することがマーケティングのスキルアップに大切です。

ビジネスニュースアプリ「INFOHUB」の5つの特徴

ニュースアプリ「INFOHUB」の5つの特徴


1.ビジネス情報に完全特化
2.最先端のテクノロジーやビジネス動向がわかる
3.アメリカなど海外ニュースが翻訳して読める
4.ビジネス動画見れる・勉強にもぴったり
5.シンプルなUIで簡単操作

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ニュースアプリを利用しているとエンタメ情報が混じってきて気が散ってしまうことはありませんか?INFOHUBは国内、海外のビジネス関連のコンテンツに特化しているため、気が散らずに時間を有益に投資できます。

・最先端のテクノロジーやビジネス動向がわかる
ビジネス・テクノロジーの領域では、多くの場合、海外から最新情報が発生します。
INFOHUBは、国内・海外のメディアを横断してコンテンツを配信しているため、常に最先端の情報をキャッチアップすることができます。

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「海外の情報が知りたくても英語が苦手」そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?INFOHUBは、翻訳機能がついているため、英語力を気にせずに海外のビジネス情報やトレンドなどを気軽にキャッチアップすることが出来ます。

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「ビジネス動画が見たいけど、別のアプリを起動しなければいけないため面倒」そんな経験ありませんか?INFOHUBなら、ビジネス動画も同じアプリ内で視聴できるため、情報収集の一部として完結することができます。

・シンプルなUIで簡単操作
ニュースアプリを見ようと思っても、UIが使いづらく知りたい情報にすぐたどり着けないという経験はありませんか?INFOHUBは、忙しいビジネスパーソンの使いやすさを意識し、時間がない方でも簡単に利用できます

「INFOHUB」を使って、質の高い情報をキャッチアップしよう

仕事ができると、人生が楽しくなります。仕事ができる人ほど好きなことができます。INFOHUBを使って、質の高い情報をキャッチアップして自分が求めるキャリアを目指しましょう。

WEBマーケティングの資格まとめ

いかがでしたでしょうか。WEBマーケティングについてこれから勉強したい、転職を考えている方にとって資格取得は学習や自身のスキルの証明となります。

しかし、WEBをマーケティングに関連する資格がたくさんあってどれを選べばいいのかわからないですよね。本稿を通して、WEBマーケティングに関連する資格の特徴、自身が求めていたり、必要なスキルが見えてきたかではないでしょうか。

自身の現在のスキルや知識、立場に合わせて適切な資格を選び学習してみましょう。下記記事で、WEBマーケティングだけにとどまらないマーケティングに関する資格を紹介しています。ぜひこちらも御覧ください。

マーケティングを勉強したい、マーケティングの資格を取得してビジネスに活かしたい方が多いかと思います。実はマーケティングに関する資格は多く存在しますが、資格取得する目的によってどの資格を受けるべきか変わります。当記事ではマーケティングに関連する資格を目的に合わせて計画が立てられるよう、スケジュールと資格を取得するメリットまで一挙にご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。マーケティングの資格がなくても活躍できる?マーケティング職を目指す方や、マーケティング職でスキルアップやキャリアアップを目...
【2020年】マーケティング関連資格のスケジュールから取得メリットまで解説 - INFOHUB-media
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【経験者も必読】マーケティングで重要なスキル9つと選び方を徹底解説 https://infohub.jp/media/2021/05/18/3748/ https://infohub.jp/media/2021/05/18/3748/#respond Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 +0000 https://infohub.jp/media/?p=3748 マーケティングの仕事をしてみたいがどんなスキルが必要なのかわからない マーケティングの仕事...

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  • マーケティングの仕事をしてみたいがどんなスキルが必要なのかわからない
  • マーケティングの仕事をしているが、スキルアップには何をしたらいいのかわからない
  • マーケティングをしている人や興味を持っている人の中には、このようなお悩みを持っている人がいるのではないでしょうか?

    実は、マーケティングは、自分の置かれている環境やなりたい姿から逆算すると、自然に身につけるべきスキルが見えてきます。

    この記事では、マーケティングに必要とされるスキルやスキルアップ方法について紹介します。

    ハイスペックフリーランス向け案件紹介サービスjobhunt-横2

    マーケターの仕事内容は商品やサービスが売れる仕組みをつくる

    まずはマーケターとはどんな仕事をするのか解説します。

    マーケティングとは「売れる仕組みを作る」仕事を指します。顧客ニーズ(市場機会)発見のため市場を調査し、結果を分析して商品やサービスが儲かる戦略を立案します。

    データに基づいた資料やその分析結果から戦略や改善計画を立案・実行するため、基本的には「数値」に基づいて立案・実行します。

    マーケターとはどんな仕事をするのか、そもそもマーケティングとは何かわからない人は以下の記事を参考にしてください。

    国内ビジネスリーダー向けメディア
    - INFOHUB-media
    国内ビジネスリーダー向けメディア
    - INFOHUB-media

    マーケティングに必要なスキルの選び方3つ

    では、マーケティングの仕事をするにあたり、必要とされるスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。必要とされるスキルは人によってさまざまなため、まずは自分にあったスキルを見つけましょう。

    ここではマーケティングに必要なスキルの選び方を3つ紹介します。

    自分の理想のキャリアから逆算する

    自分が将来どんなマーケターになりたいのか、どんなスキルをどんな場所で発揮したいのかキャリアを考案しましょう。

    マーケターの仕事にも「商品開発」や「販売促進」などさまざまな仕事が存在します。また、マーケティングをする企業も「事業会社」か、マーケティングの「支援会社・代理店」などの選択肢があります。

    将来どんなマーケターになりたいのか、どんなスキルをどんな場所で発揮したいのかキャリアを考案したら、それに必要なスキルを考案しましょう。

    また、有資格者の場合は、キャリアアップの際にそのメリットを享受することも期待できます。

    以下の記事では、マーケティングで活躍できる14の資格の紹介と比較をしていますので、参考にしてみてください。

    国内ビジネスリーダー向けメディア
    - INFOHUB-media

    環境が必要としているスキルを身につける

    現在行っている事業や、働いている会社で必要とされるマーケティングスキルを身につける方法です。

    例えば、現在商品開発で商品の市場を分析するマーケティングをしている場合、商品の市場を調査し、分析する「調査・分析」能力が必要とされます。

    このように環境が必要としているスキルを考えて身につければ、市場価値が高まるだけでなく、仕事でも結果にコミットでき評価も向上します。

    自分がどんな環境でマーケティングをしているのか、その環境で必要とされるスキルは何か考えてみましょう。

    マーケティングは、マーケティングだけやればいいというわけではない

    マーケティングの仕事ではマーケティング以外のスキルも求められます。

    例えば、商品の市場を調査・分析するだけでなく、そこから商品の改善案を立案する必要がある場合も存在するからです。その場合、調査・分析能力だけでなく、改善案を考案するスキルやプレゼンテーション能力も必要とされます。

    このように、マーケティングの仕事では、マーケティング以外のスキルも求められるため、付随するスキルも身につける必要があります。

    マーケティングに必要なスキルは2つに大別される

    マーケティングに必要とされるスキルにはどのようなスキルがあるのでしょうか。マスはスキルの種類について紹介します。

    マーケティングに必要なスキルは大きく分けて「仮説を構築するスキル」「施策を遂行するスキル」2つあります。

    仮説を構築するスキル

    1つ目は仮説思考を身につけるスキルです。

    「仮説思考」とは、今ある限られたデータなどの情報のみで問題解決策を導き出す仮説をたてて、最も妥当な結論を導き出す考え方です。

    マーケティングで仮説思考を使うならば、例えばどの価格帯で商品を売るのか考えるとき、「商品市場の価格のデータから、この商品市場では、どれくらいの価格帯で商品を売れば売れるのでは?」といったように考えます。

    この仮説思考を身につければ、問題解決のために必要な情報を網羅でき、素早く問題を解決できます。仮説思考ができない場合、結論に至るまでの行動が多くなり課題解決に時間や手間がかかってしまいます。

    施策を遂行するスキル

    2つ目は、施策を遂行するスキルです。市場を分析したり集客方法を立案したら、その施策を遂行しなければなりません。また、考案した施策をどう遂行していくのか、成果がでる遂行方法も考えなければなりません。

    その上で、チームで施策を遂行する場合は、チームをマネジメントするスキルも必要となります。

    施策した案は実行しなければ成果は出なく意味がないため、遂行するスキルも必要です。

    マーケティングに必要な9つのスキル

    具体的にマーケティングに必要なスキルを9つ紹介します。

    2017年時点のMcKinsey Marketing Partners の調査では、デジタル広告、コンテンツの作成とキュレーション、およびコンテンツ戦略といったデジタルマーケティング領域が最も需要の高いスキルであるように思われます。

    マーケティングの各スキルへの需要を調査.デジタルマーケティング領域で高いスキルの需要がみられた.

    1.ユーザーの生態系における情報収集力

    マーケティングに必要なスキルの1つ目は、ユーザーの生態系における情報収集力です。商品やサービスのユーザーについての情報を集める能力です。

    具体的には、提供する商品やサービスについての認知度や、利用頻度などの情報です。

    また、提供する商品やサービスによっては、ユーザーがどのような生活を送っているのかも必要な情報となるでしょう。

    2.調査・分析能力

    マーケティングに必要なスキルの2つ目は、調査・分析能力です。これはマーケティングスキルの基本と言っていいほどこのスキルは必要です。

    商品やサービスの市場やそれに関する情報を適切に調査し、その結果を分析します。

    調査対象を適切に定め、必要とされる情報にあった調査項目を用意するそこが重要です。ターゲットと離れた層や調査する人数が極端に少なければ、調査する意味がありません。

    分析能力は、調査内容を適切に分析する能力です。調査結果をどの軸で分析するかによっても結果の捉え方は変わってきます。そのため、目的にあった分析が重要です。

    3.認知・集客のスキル

    マーケティングに必要なスキルの3つ目は、認知・集客のスキルです。いかに商材をターゲット層に認識してもらうか、認知してもらい購入までのプロセスに持ち込めるかが重要です。

    いくら的確なユーザー調査や市場調査をして分析しても、認知・集客のスキルがなければ商材は売れません。マーケティングの仕事である売れる仕組みをつくるには、商材がユーザーにいかに認知され、集客につながるかも重要です。

    4.コンバージョン率を向上させるスキル

    マーケティングに必要なスキルの4つ目は、コンバージョン率を最適化するスキルです。

    まず、コンバージョン率とは、Webサイトや特定のWebページに訪れたユーザーのなかで、どの程度コンバージョンに至ったかを示す数値です。

    つまり、訪れたユーザーのうち、どれくらいがこちら側が意図した行動をとったかを測る数値です。

    このコンバージョン率を改善して向上すれば、売上向上に繋がります。つまり、商品やサービスを売れる仕組みがつくれ、マーケティングに直結します。そのため、コンバージョン率の最適化はマーケティングに必要なスキルといえます。

    5.リテンションを向上するスキル

    マーケティングに必要なスキルの5つ目は、リテンションを向上するスキルです。

    リテンションとは、維持や保持を意味しており、マーケティングの世界においては、「既存顧客との関係を維持していくためのマーケティング活動」とされます。

    マーケティングでは商材の新規開拓とイメージされやすいですが、既存顧客との良好な関係を築き売上や集客につなげる、いわばカスタマーサクセスのような要素も存在します。

    そのため、リテンションを向上するスキルはマーケティングにおいて必要なスキルなのです。

    6.制作

    マーケティングに必要なスキルの6つ目は、制作スキルです。

    制作スキルは自社のブログやホームページを運用する際に役立ちます。

    近年ではネットの普及率が高く、ネットでのユーザー認知・集客や売買が普通ですので、商品やサービスが売れる仕組みを作るならば、ネットとの接点は欠かせません。

    そのため、Webサイトなどの制作スキルはマーケティングに必要とされるスキルです。

    7.開発・エンジニアリング

    マーケティングに必要なスキルの7つ目は、 開発・エンジニアリングスキルです。

    先程の6つ目の制作スキルと類似しますが、開発やエンジニアリングスキルも必要とされます。商品やサービスを売れる仕組みにアプリケーションなどが関わってくる場合、開発に関する知識も必要となります。

    また、既存ツールなどではできない複雑な数値計測も、開発によって実現できます。

    そのため、開発やエンジニアリングに直接関与して作業することはなくても、開発やエンジニアリングに関する知識はあるべきです。

    8.マネジメントスキル

    マーケティングに必要なスキルの8つ目は、 マネジメントスキルです。

    プロジェクトを遂行するにあたり、マーケティング部門では営業部をはじめとする他部署や他の事業部と関わる機会が多くあります。また、チーム単位でプロジェクトを遂行する場合もあります。

    そこで、マネジメントスキルが必要とされます。プロジェクトを遂行する過程でなにがどれだけ進んでいるのか進捗を管理します。チームで動く場合は、チームのメンバーに任せた仕事が予定通りに進んでいるか管理します。

    9.プレゼンテーション能力

    マーケティングに必要なスキルの9つ目は、 プレゼンテーションスキルです。

    マーケティングは、マーケティング以外の部署と連携することが頻繁にあるため、複数の人を巻き込むためのプレゼンテーション能力が必要とされます。

    プロジェクト内容が部署外の人に納得されなければ、遂行できないため、自分たちのプロジェクト内容を理解し、納得してもらえるようなプレゼンテーションができるようにしましょう。

    マーケティングのスキルアップに役立つ資格4選

    実際にマーケティングのスキルアップに役立つ資格を4つ紹介します。

    マーケティングに関連する資格の取得により、スキルアップしたかどうかが目に見えて実感できます。また、資格の勉強をするに当たり、必然的にマーケティングに必要なスキルが身につきます。

    マーケティングの資格に関する詳細の記事はこちら

    国内ビジネスリーダー向けメディア
    - INFOHUB-media

    Webアナリスト検定

    Webアナリスト検定とは、日本Web協会が主催するGoogleアナリティクスの分析を中心とした検定です。

    5時間/1日という短時間で、アクセスマーケティングの解析スキルやマーケティング状況を元に実践で役立つスキルを取得できます。Webマーケティング業界で働く場合は、ほとんどが必須の知識に関する試験といってよいでしょう。

     Webマーケティングの知識を広く浅く身につけたい人にオススメの試験です。

    ウェブ解析士

    ウェブ解析士では、Webマーケティングの基盤となるウェブ解析について学べる資格です。

    フォローアップ試験やエキスパート講座等を通して、知識・能力を常に向上させる環境が整っているため、時代に即したウェブ解析スキルが身につけられます。また、実務ですぐに使えるノウハウを学ぶため、すぐに実践して業務に役立てられます。

    ウェブ解析士には、

    • ウェブ解析及びウェブマーケティングの知識を習得する「ウェブ解析士」
    • KPI設定や戦略立案のほか実践的な提案・コンサルティングスキルを習得する「上級ウェブ解析士」
    • ウェブ解析士の育成や企業研修等の講師に必要となる教育・指導スキルを習得する「ウェブ解析士マスター」

    の3つがあります。

    統計検定

    統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。最近では、マーケティングにおける市場調査や製品開発などで、データサイエンティストの需要が増加しています。

    そのため、統計検定を受験するひとは増えてきています。

    統計検定は、4級、3級、2級、準1級、1級、統計調査士、専門統計調査士、データサイエンス基礎の8区分の資格が公開されています。

    マーケティング・ビジネス実務検定

    マーケティング実務の知識を総合的に判定するための検定試験です。仕事ですぐに役立つトータルなマーケティング実務知識や時事情報・実務時例が習得できます。

    テキスト・問題集で試験対策する方法のほかに通信講座や通学講座があります。

    マーケティングに強くなるスキル・資格を身に着けよう

    マーケティングに必要とされるスキルや資格を紹介しました。これらのスキルや資格を身につければ、マーケティングに関する知識が身につきます。

    現場で必要とされるスキルや将来自分がなりたいキャリア像から逆算してスキルや資格を取得しましょう。

    マーケティングのスキルは実践で磨こう

    マーケティングは,マーケティングに関する能力を持っていても、それに関する知識があっても実践しなければ意味がありません。マーケティングのスキルは実際にマーケティングの仕事を通して磨きましょう。

    しかし,そんなみなさんの中には、

    「実践する環境や案件がない」
    「自分で案件を探している時間がない」

    といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

    そんなみなさんに,デジタルマーケティングに関するフリーランスや複業向けの仕事マッチングサービス,jobhuntをご紹介します。

    https://tryx-co.ltd/jobhunt-marketing/

    jobhuntを利用する4つのメリット

    jobhuntを利用するメリットを4つ紹介します。

    他の求人サービスとは違い、高水準・高単価な案件が揃っているため、マーケティングのスキルを高めるには最適なサービスです。

    チャレンジングでやりがいのある面白い案件を厳選

    案件をデジタルマーケティング・新規事業・PoC・DX・コンサルティングなど、やりがいのある面白い領域に特化しています。また、世の中にとって価値のある案件・プロジェクトを厳選しています。

    ハイスペックに見合う、高単価案件を厳選

    プロフェッショナルにふさわしい相応の単価をクライアントと交渉可能です。

    週1〜・リモートワーク案件もあり

    時にはクライアントと交渉し、ご自身に合った稼働条件を調整できます。

    リモートワーク案件、土日稼働OKなど、自由度が高い働き方が可能です。

    INFOHUBのプロフィールに実績がストックされる

    実績がビジネスメディアINFOHUBに公開されます。稼働実績を公式なものとして嘘偽りなく公開できます。

    jobhuntは実戦でスキルを高めたい方におすすめ

    マーケティングはスキルを身に着けつけるだけではなく、実践を通してスキルや知識をアウトプットしなければ意味がありません。

    jobhuntではマーケティングのスキルのアウトプットに最適なマーケティングの案件を掲載しています。以下のボタンをクリックしてマーケティングの案件を探してみましょう。

    デジタル・新規事業・DXに強いフリーランス向けの仕事マッチング(案件紹介)サービスのjobhunt by INFOHUB。新規事業、デジタル(DX)、デジタルマーケティング、戦略コンサルタント・ITコンサルタント・マーケティングコンサルタント・各テクノロジーコンサルタント向けの案件が多数。
    - 株式会社tryX

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    【解説】マーケティングの仕事内容と、これからの時代に必要な働き方とは? https://infohub.jp/media/2020/06/04/2651/ https://infohub.jp/media/2020/06/04/2651/#respond Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 +0000 https://infohub.jp/?p=2651 リモートワークの普及やAIの台頭など社会は急速に変化しています。市場の動向や顧客のライフス...

    The post 【解説】マーケティングの仕事内容と、これからの時代に必要な働き方とは? first appeared on INFOHUB-media.]]>
    リモートワークの普及やAIの台頭など社会は急速に変化しています。市場の動向や顧客のライフスタイルの変化を読み取り、企業の利益に貢献するマーケティングを仕事にするマーケターの重要性が増しています。
    本稿では今、再注目されているマーケティングの仕事内容とこれからの時代に必要な働き方を紹介していきます。

    まずは、マーケティングとは何かを理解しよう

    マーケティングという言葉をよく聞く機会が増えましたが、その中身をもう一度おさらいしておきましょう。マーケティングとは「儲かる仕組みを作る」仕事を指します。
    業務内容としては顧客と企業をつなぐプロダクトや市場調査、セールスプロモーションなど多岐にわたります。そのため「顧客と企業の接点作り」から「実際に売り上げ」「製品の利用で顧客に満足してもらう」まで一連のプロセスを指します。

    マーケティング担当者は、顧客ニーズ(市場機会)の発見のため市場調査し、結果を分析し戦略を立案します。基本的にはデータに基づいた資料やその分析結果から戦略や改善計画を立案、実行するため数字に触れる機会が多いです。そのため数学や統計学などの知識があると活躍の幅が広がります。
    詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

    マーケティングに興味がある、なんとなく知っているけどちゃんと説明できないという方も多いかと思います。実は、マーケティングの定義は専門家や団体でも様々あります。本稿では、マーケティングとはなにか、マーケティングの歴史、代表的なマーケティングの手法や最新のトレンドまで一挙ご紹介します。ぜひご参考にしてください。マーケティングとは「儲かる仕組みを作る」こと最初にマーケティングとは、何なのかの定義をご紹介します。マーケティングとは、調査や広告宣伝という風に認識している方も多いかと思います。しかし、定...
    マーケティングとは?知っておくべき歴史や戦略、AI時代に必要なこと - INFOHUB-media

    【職種別】各種マーケティングの仕事内容を紹介

    顧客と企業経営にかかる全てのプロセスはマーケティング職の対象です。そのため職務内容の範囲は広いです。ここではマーケティング職の主な仕事内容をご紹介します。

    商品企画

    顧客のニーズ(市場機会)の発見のために行われる、市場調査やマーケティングリサーチなどの分析結果に基づいて商品企画をします。多くの場合、
    一口に商品企画と言ってもアプローチが2種類あります。

    ひとつは「新しい商品を企画する」、もう1つは「既存の商品をより良くする」仕事です。いずれの場合においても市場や競合、顧客の動向などの変化を読み解き、顧客が求める価値を作ることを目的としています。

    また自社製品が提供する価値だけでなく、その価値のプロセスにも注意を払います。例えば「協力してくれる企業がいるか」や「業務体制に問題がないか」などです。そのため幅広い視座と知識が求められます。

    販売促進

    製品が多く存在する成熟社会においては、顧客に自社製品を知ってもらうことが難しいです。そのため「顧客との接点」は非常に重要になります。多くの企業はこの機会を作ろう・活かそうと販売促進(キャンペーン)を実施します。よく目にかける「入会特典」や「〇〇%割引」などがこれにあたります。

    これらの販売促進はコストにあたります。費用対効果がある顧客セグメントの見極めが必要です。当然ながら費用対効果の検証は販売促進の企画から効果の検証までデータに基づきます。

    営業企画

    良いものを作れば必ず売れるわけではありません。顧客に製品をどのように知ってもらい、どんな情報を与え、購入してもらうか考える必要があります。また営業活動における顧客の意見を、製品の改善に活かせる体制作りも考慮すると良いでしょう。

    市場調査・マーケティングリサーチ

    マーケティングの目的は「儲かる仕組みを作ること」にあります。しかし顧客が製品やサービスを購入しなければ、そもそも売れることがありません。

    そのため顧客ニーズ(市場機会)の発見が重要になります。また顧客ニーズがあっても競合他社がそのニーズをすでに満たしていることがあります。

    「市場機会を発見すること」「自社が優位になるビジネスをするため」にPEST分析や3C分析、SWOT分析を利用して分析します。また数値化しづらい顧客の感情などをヒアリングやアンケート調査などによって明らかにしていくことも重要です。

    広告・宣伝

    自社の営業活動ではアプローチできる顧客に限りがあります。そのためより多くの人に知ってもらうため広告や宣伝方法を検討し、ターゲットとする顧客によって広告出稿する媒体を変える必要があります。

    顧客の生活の中で知ってもらうため、ターゲット顧客のライフスタイルによって宣伝する先を変えるのです。なぜなら認知できる可能性と人数に差が出るからです。

    例えば若者に宣伝をしたい場合、テレビでなくSNSでの広告を用いるといった具合です。また広告や宣伝も販売促進と同じように費用対効果を見極めます。

    マーケティングの仕事ができる企業

    マーケティングを仕事にするためには事業会社か支援会社・代理店で働く必要があります。一般的には「事業会社は自社の利益」に「支援会社・代理店は他社の利益」に貢献するためにマーケティングします。それぞれについて詳しくご紹介します。

    事業会社

    メーカーやWEB関連の企業はマーケティング専門の部署や担当者がいることが多いです。そのためマーケティングの仕事ができる機会があります。しかし入社後マーケティング以外の部署からキャリアが始まることが多く、マーケティングを仕事にするまでに時間を要します。

    マーケティングの知識は概念であることが多いです。実際に現場で働くことで実務レベルでマーケティングを学ぶことができます。

    またマーケティングを軸にした事業会社に行くことで外部での講習や資格取得支援など、マーケティングスキルの向上をサポートしてくれます。

    下記の会社はマーケティングで成功しています。事業会社でマーケティングを仕事にするとマーケティングを包括的に学べる・実践できるだけでなく、自社製品や顧客、市場、業界などについても知れます。

    • P&G、ネスレ、土屋鞄など

    支援会社・代理店

    マーケティングを仕事にしたい時、マーケティング支援・代理を行う会社で働くという手があります。事業会社と同じく実践的なマーケティングを学べる他、資格取得などマーケティングスキルの向上をサポートしてくれる利点があります。

    またクライアントのマーケティングをサポートする仕事です。そのため事業会社に比べ、マーケティングを仕事にするまでのスピードが早いです。

    下記企業は総合的なマーケティングの支援する会社です。
    また支援会社や代理店の中には、動画広告の制作やSEO施策、市場調査など、マーケティングの一部業務を代行する会社があります。

    • サイバーエージェント、博愛堂、オプトなど

    マーケティングの仕事で身につくスキル

    マーケティングは市場環境と事業活動に密接に関係しています。

    そのためマーケティングを仕事にすることで、「仮説・論理思考」「データ収集・分析能力」「事業計画力」など、多くの知識やスキルを獲得できます。

    飲食店を例に考えてみましょう。

    お店の情報がwebページにあり、顧客がwebページを見て来店するまでの行動が「電話」と「地図閲覧」だとします。この場合の状況は以下の通りです。

    客単価3,000円/人
    電話来店率50%
    1組あたりの人数5人
    地図閲覧来店率10%
    1組あたりの人数2人
    売上 = {(電話本数 × 来店率 × 1組あたりの人数) + (地図閲覧 × 来店率 × 1組あたりの人数)} × 客単価

    マーケティング職の経験で、上記の計算式によってマーケティング施策を立案したり「顧客が来店するまでの流れ」や「電話本数増やすための改善策」「顧客はなぜ当店にくるのか」など計算式外の要素が分かるようになります。

    マーケティングは事実を収集することから始まり、それらから仮説・推論することでマーケティング施策へと繋げていきます。定量と定性の領域を行き来することで、深いスキルが身につくのです。

    どんな人がマーケティング職に向いてるのか

    企業の成長を左右するマーケティングを仕事にしたい方は多いと思います。マーケティングを仕事にする時、求められる代表的な能力は次の通りです。

    • 仮説思考と論理思考
    • 事実や傾向から発想する能力
    • 正しいデータを収集、分析できる能力
    • アイデアを実現するまで努力できる能力
    • 絶えず顧客や市場、自社のリソースまで幅広い知識の吸収と活用する能力

    マーケティングは先述の通り幅広い業務範囲を持ちます。また社会の変化に合わせて新しいマーケティング手法などを学び続ける必要があります。

    未経験でもなれる?

    未経験であってもマーケティング職に就くことはできます。しかし求人には限りがあるため誰でもなれるわけではありません。企業から「この人ならマーケティングの仕事ができそうだな」と思ってもらう必要があります。

    そのために、マーケティングの勉強や自分ができる範囲での実践などをすると良いでしょう。

    持っていると活かせるスキルとは?

    マーケティングの仕事はデータを基にした業務が多いため数学や統計学、データマイニングなど知識があると活躍の幅は広がります。

    現代は急速なIT化により、溢れかえるほどの情報を取得することができます。そのためプログラミング知識があると、たくさんの情報を、人間の手を使わず一度で処理するなど、マーケティング業務での活用が期待できます。

    マーケティングの仕事に資格は必要か

    マーケティングの仕事に資格は必要ありません。しかし資格があることで「マーケティング能力の証明」や「今よりもスキル・キャリアアップ」、「独立」を目指せます。特にマーケティング初心者やキャリアアップを目指す方の資格取得はおすすめします。
    詳しく知りたい方は下記ご覧ください。

    マーケティングを勉強したい、マーケティングの資格を取得してビジネスに活かしたい方が多いかと思います。実はマーケティングに関する資格は多く存在しますが、資格取得する目的によってどの資格を受けるべきか変わります。当記事ではマーケティングに関連する資格を目的に合わせて計画が立てられるよう、スケジュールと資格を取得するメリットまで一挙にご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。マーケティングの資格がなくても活躍できる?マーケティング職を目指す方や、マーケティング職でスキルアップやキャリアアップを目...
    【2020年】マーケティング関連資格のスケジュールから取得メリットまで解説 - INFOHUB-media

    マーケティングの仕事で取り組まれること

    主にマーケティングで行われている仕事について詳しくご紹介します。

    市場調査(マーケティング・リサーチ)

    市場と顧客を理解するために行われます。調査の方法は2種類です。政府や大学などが発表している統計資料やアンケート調査などデータを用いた定量分析と、ターゲットになると想定される消費者を集めたインタビューなどの定性分析です。

    セールスプロモーション

    セールスプロモーションは製品の認知や販売促進を目的として行われます。テレビ広告やWEB広告、DMやイベントが主な代表例です。それぞれ詳しくみていきましょう。

    マスマーケティング

    テレビやラジオ、新聞、雑誌の4マスメディアを活用する手法です。幅広い層の消費者に向けて認知が可能です。大きな効果が期待できるぶん、費用が大きくなります。また広告の効果検証が難しい特徴を持ちます。

    WEBマーケティング

    バナー広告、リスティング広告、メールなどインターネットを活用した手法を指します。主な特徴は3つです。データの収集が可能なため、顧客の趣向に合わせた戦略を実施できます。また広告の効果がデータで収集できるため効果検証が容易です。最後に少額から実施することが可能です。

    セールスプロモーション広告

    左記の2つにあてはまらない手法をセールスプロモーション広告と呼びます。DM広告やイベント、フリーペーパーなどを指します。

    日本のマーケティングの問題点と、マーケターの必要性

    公益財団法人日本生産性本部が2019年12月に発表した「労働生産性の国際比較 2019」によると労働生産性はOECD加盟国36カ国中、日本は21位です。

    労働生産性は「GDP ÷ (労働投入量 ÷ 労働者数 × 労働時間)」で測ります。アメリカと日本では大きく労働時間が変わるわけではありませんが、順位に差がでています。これは付加価値であるGDPの差が大きく離れているためです。

    マーケティング発祥の地アメリカでは今、マーケティングオートメーション(MA)が注目されています。マーケティングオートメーションとは旧来、人の手で行われていた業務を自動化することです。これによりコストが削減され、また質の高いリード獲得に時間を割くことが可能です。

    日本には質の高いプロダクトが多く存在します。しかし、このようなポテンシャルが十分に活かしきれていない現状があります。そのためマーケターの存在が必要なのです。

    マーケティングの仕事をする上で重要なこと・役立つ視点

    マーケティングに答えはありません。その中で自分なりの答えを出し、実践するのがマーケターです。ここではマーケティングの仕事をする上で重要なことや役立つ視点をご紹介します。

    「数字は神より正しい」から生まれた違和感

    マーケティングは売り上げを上げることだけが目的ではありません。マーケティングの目標は「儲かる仕組みを作ること」です。つまり短期的な売上だけでなく、継続的に売れる”仕組み”を目的だからです。

    しかしながら、売上優先で顧客の共感をないがしろにする事例が散見されます。例えばwebサイトの閲覧中、全画面に広告が表示されたり(オーバーレイ広告)、動画閲覧中に全く関係のない不快な広告が流れるなどです。

    マーケターは定量的・定性的の面から売上と向き合う仕事ですが、顧客の「共感」なしにはプロダクトの成長がないことを理解しましょう。

    美しい戦略よりも顧客と市場を理解すること

    マーケティングは事業を飛躍的に成長させる力を持ちます。テキストやweb上にはマーケティングを活かした華やかな成功事例が数多くあります。

    しかしその業務は泥臭いものです。戦略を理解し実行することよりも、顧客と市場細かく継続的に観察し、理解することが求められます。

    限られたリソースの中で答えを見つけ、企業を成長させる必要があります。机上の空論にとらわれず、堅実に泥臭く、市場と顧客の理解に励みましょう。

    伝統的なマーケティングを学ぶこと

    最新のマーケティング手法を駆使すれば、必ず成長するわけではありません。数年前に生きていた手法も、今では使い物にならないということが珍しくないからです。

    リゾート開発の達人と呼ばれる星野リゾートは教科書通りの経営をすることで有名です。目新しさやトレンドより、本質的で伝統的なマーケティングを理解しましょう。

    チームビルディングはマーケティングの限界を超えるためのツール

    企業経営はマーケティングや営業、システムなど多くの部署(専門のチーム)によって成り立っています。

    しかしマーケティングの守備範囲は企業内外に渡り、マーケティング部あるいはマーケティング担当者だけでは限界があります。マーケターに求められるのは顧客と市場を理解し、適切にチームを動かす能力も必要でしょう。

    マーケティングの仕事は、人工知能・コロナ時代でどう変わるか

    企業経営は市場の環境によって変化してきました。

    1950年代~1970年代の高度経済成長期は大量生産の時代で、とりわけ会計(原価計算など)能力が成長を支えました。また成熟期に入るとマーケティングを活かし顧客ニーズや競合との差別化によって成長する企業が出てきました。

    現代においては、スマートフォンの普及や人工知能の台頭などによる急速なIT化や、新型コロナウイルスの影響で普及したリモートワークという働き方など、環境の変化が見られます。このような状況化においてマーケティングの仕事はどのように変化するのでしょうか。

    人工知能の登場と、マーケティングの将来性

    人工知能(AI)は次の特徴を持っています。

    • 分析、分類が得意
    • 24時間365日働ける
    • よりパーソナライズされたアウトプットが可能

    そのため定量的な分析業務は人工知能が担うと言われています。また今まで勘に頼らざるを得なかった顧客行動やデータ収集・分析の結果をスコアリングすることもできます。

    これらから、マーケティングの仕事は人工知能が行えない企画などのクリエイティブな領域がメインになると言われています。

    マーケティングの仕事は市場と顧客の間をつなぐ仕組み作りです。そのため景気に左右されにくい特性を持ちます。またマーケティングの仕事で得る知識や経験は、どの仕事でも活用することができます。

    コロナの存在とデジタル化の加速

    新型コロナウイルスの影響でリモートワークを余儀なくされた会社が多いです。これを受け、あらゆるビジネスがデジタル空間に現れるようになりました。

    この社会の変化はマーケティングの仕事にどのような影響を与えるのでしょうか。

    市場や顧客の変化はビジネスの前提に影響を与え、とりわけ働き方や生活の変化は既存の事業プロセスの見直しが求められます。例えば事業会社で対面での営業が売上のきっかけだったとします。リモートワークが主流になると対面営業ができず収益の見込みが立たなくなるのです。

    新型コロナウイルスの影響によりデジタル化が加速しています。インターネット上に顧客との接点がない企業は店舗を持っていないのと同じです。

    新型コロナウイルスとデジタル化の加速によって、マーケターは事業の組み直しや、WEBマーケティングへの知識が今後も求められるでしょう。

    マーケティングの仕事は奥深く、泥臭い。それでも楽しい

    本稿ではマーケティングの仕事についてご紹介してきました。

    市場や顧客の動向、分析など、マーケティングには答えがないので奥深く、泥臭い仕事です。その守備範囲は広く、常に新しい知識をインプットし続ける必要があります。

    しかし、自分のアイデアが企業の成長を助ける仕事であり、企業経営に欠かすことのできない重要な役割を担っています。社会の変化が激しくなる今後も、より一層重宝されるのではないでしょうか。

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    【完全ガイド】マーケティングを勉強する書籍&サービスと方法まとめ https://infohub.jp/media/2020/07/13/2749/ https://infohub.jp/media/2020/07/13/2749/#respond Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 +0000 https://infohub.jp/?p=2749 マーケティングが大事とよく聞くので、マーケティングを勉強したいという方もいらっしゃるのでは...

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    マーケティングが大事とよく聞くので、マーケティングを勉強したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、勉強するにしても何を勉強すればいいのか、どう勉強すればいいのかよくわからないという人も多いと思います。本稿では、マーケティングの勉強のコツ、マーケティングの勉強をする時におすすめの書籍、サービスなどをご紹介します。ぜひご参考にしてください。

    マーケティングとは?

    マーケティングとはなんでしょうか?様々な団体や有識者による定義はありますが、どの定義にも共通して言えるのは「売れる(儲かる)仕組み作り」であるということです。

    広告や調査といった一面的な面ではなく、物流、プロダクト、ブランドなど様々な要素が組み合わさる事によって売れる仕組みを作ります。どのような価値を、誰に、どこで、どのようにして売るのかを考えるのがマーケティングです。

    マーケティングと言っても、実際何を勉強すればいいのか

    それでは、具体的にマーケティングを勉強すると言う時に何を勉強すればいいのでしょうか。

    歴史を知ることは意外と大切?

    マーケティングを勉強する時に、どうしても最近の事例やマーケティング手法に注目しがちです。しかし、最新の手法は一過性のものが多いです。

    マーケティングは歴史とともに発展してきました。そのため、マーケティングはどのように発展してきたかを理解することで、マーケティングの概念を理解することにつながります。例えば、フィリップ・コトラーが提唱したマーケティング理論などを学習することがおすすめです。

    近代のマーケティングの第一人者とも言われるアメリカの経営学者フィリップ・コトラー教授が提唱した新しい概念が「マーケティング4.0」です。フィリップ・コトラー教授は、1968年に出版された「マーケティング・マネージメント」から、マーケティングの歴史を築いてきました。そのコトラー氏によるデジタル時代のマーケティング概念がマーケティング4.0です。本稿では、マーケティングの歴史から、マーケティング4.0により何が変わっていくのかなどご紹介します。是非ご参考にしてください。マーケティング1.0~3.0をおさらいまずはこ...
    【解説】コトラーのマーケティング4.0とは?最新フレームワーク5Aから事例まで - INFOHUB-media

    伝統的な戦略論・フレームワーク

    伝統的なフレームワークや戦略論は過去の成功事例を分析したりすることによって生まれました。マーケティングの歴史と同様、伝統的な戦略論やフレームワークは、今も使われているからこそ残っています。フレームワークを学ぶことは、論理的に考えたり、漏れを無くすのに有効です。

    事例

    歴史やフレームワークなどの基礎的な要素を軸に、実際の事例について調べましょう。事例を通して、なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかと言ったことや、学んだ理論や戦略などがどのように活用できるのかなどを理解することが出来ます。 

    事例を学ぶ際には、同業他社の事例、成功事例、イノベーションの事例などを中心に学ぶことがおすすめです。

    一般教養も大切

    マーケティングを学ぶ時に、マーケティングのことだけを学ぶだけではなく一般教養も大切です。マーケティング戦略を検討する際で、より広い視点で考えることが出来ます。

    特におすすめは、消費者がどのように行動するのかといった行動経済学や、社会動向などを理解する社会心理学、分析などの際に活用できる統計などのデータサイエンスです。

    トレンド

    マーケティングの戦略、フレームワークなどの基本的な情報を理解してから、現在流行している手法など最新トレンドを学びましょう。

    上述したとおり、トレンドの戦略やフレームワークは一過性のものが多いです。その際、それがトレンドだということを理解することが重要であり、そのためには基本的なスキルを身に着けている必要があります。また、トレンド自体を理解するだけでなく、なぜそれが流行していることなどを考えることもマーケティングを理解する上では有効です。

    マーケティングの勉強・独学におすすめの書籍

    マーケティングの勉強を始めるときは独学の場合が多いかと思います。そこでココでは、独学で勉強をする際に、おすすめの書籍をご紹介します。

    マーケティングの基本の勉強におすすめ

    まずは、マーケティングの基本におすすめの本をご紹介します。

    ドリルを売るには穴を売れ

    マーケティングの入門書としておすすめの本です。マーケティングの基本となる顧客は商品を求めているのではなく、その提供価値を求めているという基本を学べます。また、それ以外にもSTP分析、差別化戦略、4Pなどの基本的理論を学ぶ事ができます。

    100円のコーラを1000円で売る方法

    マーケティングの基本的なコトラーの歴史からキャズムなどの最新理論までを学べる本です。どのようにコンビニの100円のコーラを1000円で売れるのかと言うのをマーケティング視点で、ストーリー形式で紹介します。ストーリー形式なので、読みやすいためマーケティングを学び始めたいという方にとっておすすめの一冊になっています。

    USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

    USJをV字回復に導いた森岡氏による著書です。実際に森岡氏がUSJをV字回復させた道のりとともに、マーケティング論を解説しています。様々なマーケティング理論のそもそもから実践するためまでの方法を、USJの事例を通して学べる一冊です。

    コトラーのマーケティングコンセプト

    マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラーによる著書です。フィリップ・コトラーの他の著書は1000ページ以上もあり初心者には少しハードルが高いですが、本書はマーケティングで重要な80コンセプトを厳選し解説したものです。各章で完結しているため、簡潔に読めます。また、コンセプトもABC順になっており、事典としても活用できます。

    マーケティング思考力トレーニング

    マーケティング思考力トレーニングは、従来の読むだけで学ぶという選択肢だけでなく、実際に手を動かせながら学べるという新たな勉強法ができる本です。実際の事例をトレースすることにより、戦略やプロセスを可視化することで、マーケティングのフレームワークなどを学ぶことが出来ます。

    マーケティングの戦略・フレームワークの勉強におすすめ

    つづいて、マーケティングの戦略やフレームワークを学ぶのにおすすめの書籍をご紹介します。

    マーケティング戦略[第5版]

    マーケティング戦略は、伝統の戦略から最新の事例も含む最新の戦略論まで幅広くマーケティング戦略がカバーされている著書です。伝統的な戦略論だけでなく、最新のマーケティング戦略まで学ぶのに有効な本です。

    [改訂4版]グロービスMBA マーケティング

    グロービスMBAマーケティングは、グロービス経営大学院のマーケティングの参考書であり、体系的に伝統的なマーケティング戦略がまとめてあるため、初心者でもわかりやすく理解することができます。

    マーケティングに役立つ教養の勉強におすすめ

    マーケティングに役立つ一般教養の勉強におすすめの本をご紹介します。

    確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

    USJの成功を導いた数学マーケティングを紹介しています。どのように成功を導いたのかの原理、論理を、数式などの根拠と共に解説しています。文系の人には数式や統計などが理解が難しいかもしれませんが、丁寧に説明されているためマーケティングに従事している人なら誰でもおすすめの一冊です。

    統計学が最強の学問である

    本書は統計学に関してやさしく解説している入門書です。ビッグデータなどデータ分析の重要性が叫ばれている中で漫然とデータを見ているのではなく、視点が重要です。その際、有効なのが統計的な視点でどのようにデータを見るかです。本書はどのように統計をビジネスに活用するのかを紹介した統計学入門書としておすすめです。

    「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

    「因果推論」の基礎知識や分析方法などをビジネス向けに紹介した一冊です。例えば、チーズの消費量とシーツに絡まって死亡した人は相関関係があります。しかし、実際にはなんにも因果関係がありません。このようにデータをどのように見るのかの考え方を紹介しています。池上彰氏のコメント「私たちがいかに思い込みに左右されているかを教えてくれます」という言葉のとおりです。

    消費者行動論(ベーシック+)

    マーケティングの基本は消費者を知ることです。本書では、消費者ニーズ、買い物行動、購買意思決定、態度、知覚、感情などの基本的な概念に加えて、幸福や贅沢、コンシューマーインサイト、コ・クリエーション、オンライン消費者行動、解釈学的アプローチなども解説します。

    社会学のエッセンス[新版補訂版]

    社会学のエッセンスも消費者を理解するために有効な本です。消費者がどのように思い、考え、行動するのか、を知る事ができる有効な本です。

    複雑さに挑む社会心理学[改訂版]

    複数の中で個人がどのように行動し、どのような心理を持つのかを考えるのが社会心理学です。本書は社会心理学の入門書としておすすめの一冊です。

    マーケティングの勉強・独学におすすめのサービス

    マーケティングの勉強に活用できるサービスをご紹介します。

    グロービス学び放題

    グロービス大学院が提供している動画学習サービスです。マーケティングだけでなく、経営、会計など幅広い領域の講座を提供しています。また月額1,980円から気軽に利用できます。

    グロービス学び放題は、グロービスが保有するビジネスナレッジを、基礎から応用まで、いつでも、どこでも学べる動画サービスです。
    ビジネスを学べるオンライン動画サービス - グロービス学び放題

    Udemy

    Udemyはオンライン講座サービスです。デジタルマーケティングからマーケティング分析など幅広い講座があります。有料の講座中心ですが、無料の講座もあります。また、有料講座の場合でも30日以内の返金サービスなどもあり手軽に利用できるというメリットがあります。

    Udemyは、学びたい人、教えたい人のためのオンラインのマーケットプレイスです。プログラミング、マーケティング、データサイエンスなど、100000以上のコースを2400万人の受講生が学んでいます。
    オンラインコース - いろんなことを、あなたのペースで | Udemy - Udemy

    Schoo

    Schooは最先端を学べるオンライン講座サービスです。講座は基本的に生放送で配信しており、チャットなどを通して講師の人に不明点などを質問することができ、初心者の方も安心です。有料会員になれば録画視聴もできるため、時間を気にせず勉強できます。

    Schooは365日、無料のオンライン生放送授業を開催。「未来に向けて今あなたが学んでおくべきこと」をテーマに、働き方・お金・健康・テクノロジー・ビジネス・ITスキルなどの最先端を皆で一緒に学んでいきます。
    Schoo - 大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ - schoo.jp

    効果的なマーケティングの勉強方法

    最後にマーケティングを勉強する際のポイントをご紹介します。

    1.経験者と積極的にコミュニケーションを取る

    まず1点目は、経験者とのコミュニケーションを取ることです。本やインターネットを通して、戦略やフレームワークや事例などを学ぶことが出来ます。しかし、マーケティングは実際に経験してみなければ、頭でっかちな人となってしまいます。そのようなことを避けるためにも実際の現場でマーケティングを経験している人に実情などを聞くことがおすすめです。

    2.副業で実践してみるという選択肢もアリ

    2点目は実際に経験してみることです。ご説明したように理論だけを学んでもマーケティングは行なえません。実際には想像もしないような事態などが起き、それにどのように対処するのかが重要になります。そのため、副業などで実際にマーケティングを行ってみるというのも一つの選択肢です。

    3.いろいろな経験をする

    3点目は様々な経験をするということです。マーケティングで重要な点の一つとして、消費者目線で物事をとら得ることです。そのためには、様々な経験を通して幅広い視点を持つようにすることがマーケティングを検討する上で有効です。

    4.経営視点から見えるマーケティングもある

    最後は、マーケティングからの視点からでもなく、幅広い視点を持つことです。例えば、経営視点から見ることによりプロダクトや消費者に関してなど待った違う考えが思い浮かぶかもしれません。このように、マーケティングという一面的な考えだけでなく多面的な視点を持つことが重要です。

    マーケティングの理想と現実

    マーケティングと聞くと、広告やイベントなどの販促活動やマーケティングによって売上100%アップなど成功事例だけが目につくかと思います。しかし、その裏には、調査を繰り返し、データの分析を何度も行い、社内説得など泥臭い仕事が多くあります。マーケティングは一夜でうまくいくものではありません。試行錯誤を繰り返すことにより法則を見つけ、やっと成功を手に入れられるものです。このような現実もしっかり理解しておきましょう

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。マーケティングに興味ある方はぜひ本やサービスなどなにか始めてみてはいかがでしょうか。しかし、マーケティングは理論だけではありません。実際に試してみないと意味がありません。マーケティングの基本を理解したら、副業などなにか実践できる場を探してみることがおすすめです。

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    マーケティングコンサルタントの役割や責任-成功に必要なスキルとは https://infohub.jp/media/2020/07/14/2759/ https://infohub.jp/media/2020/07/14/2759/#respond Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 +0000 https://infohub.jp/?p=2759 企業経営とマーケティングは切っても切り離せない存在です。そのため企業はマーケティングスタッ...

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    企業経営とマーケティングは切っても切り離せない存在です。そのため企業はマーケティングスタッフを雇用していますが、一部の企業ではマーケティングコンサルタントに外部委託しています。マーケティングをコンサルタントに委託することで、企業が得られるメリットは次の通りです。

    • 企業に不足している専門的な知識やスキルを得られる
    • 企業が抱えている課題に対しての新たな視点を得ること
    • 企業は商品開発など自社の強みである業務に集中できる

    本稿では以上の利点があるマーケティングコンサルタントについてご紹介します。

    マーケティングとコンサルタントの違いとは

    マーケティングとコンサルティングは厳密に区別できるものではありませんが、顧客の課題を解決することを目指しています。

    マーケティングは「プロダクトをどう売るか」の手段と戦略を立てます。これに対し、コンサルタントは「事業活動全体の中のプロダクトについて考える」といったイメージです。

    マーケティングコンサルタントの仕事内容

    マーケティングコンサルタントの仕事はクライアントと協力して、マーケティング戦略の作成や実行、再実行を通じて企業利益を向上させることです。そのため下記のような質問と向き合う機会が多いです。

    • 顧客が求めるプロダクトは何か
    • どのような方法で顧客にその情報を届けるか
    • 顧客がプロダクトの価値を感じられるようにするためには
    • これらを実現するマーケティング戦略とは何か
    • そもそもその商品をその企業が売る必要があるのか

    以上のようにマーケティングコンサルタントは「クライアントの商品を売る必要があるのか」から「売るためのマーケティング戦略とは何か」を考え、アドバイスする仕事と言えます。

    マーケティングコンサルタントに必要なスキル

    マーケティングコンサルタントの仕事のゴールはクライアントが抱える課題解決や、顧客にプロダクトの価値を感じてもらうことです。これらを達成するために必要なスキルの一例をご紹介します。

    特定のマーケティング手法における深い知識

    マーケティングコンサルタントは「その存在に価値がある」と思ってもらわなければ仕事になりません。そのため特定の分野におけるマーケティングを自分のものにすることが求められるでしょう。

    マーケティングコンサルタントに求められるスキルは次の通りです。

    • Webマーケティング
    • SEOや広告などのキャンペーン管理
    • ソーシャルメディア運用
    • マーケティング施策の成功事例と失敗事例の理解
    • 最新事例やスキルなど自主的な学習姿勢 など

    アート思考とデータ思考

    マーケティングコンサルタントの仕事の多くは分析です。顧客や市場をデータを通じて理解しつつ、求められる施策を柔軟に遂行する必要があります。またその施策はアート思考によって生み出されます。データだけでなく顧客が「私の求めるものはこれだった!」と思うようなアートシンキングが必要なのです。

    マーケティングコンサルタントに求められる思考は次の通りです。

    • アート思考
    • 課題解決思考
    • 目先の利益でなくブランドを作っていく思考
    • マーケティング戦略の結果分析と再修正する思考
    • クライアントにマーケティング企画提案する思考 など

    アート思考とは自ら問いを立て、自らの思考で答えを出す考え方です。アート思考を実現するためには、問いを立て柔軟に答えを導き出し、その答えを実現する必要があります。

    企業と密接に連携できるコミュニケーション能力

    マーケティングコンサルタントは自社外のクライアントと仕事をする機会がほとんどです。そのためスムーズな連携を通じて、目的の達成に励まなければなりません。

    マーケティングコンサルタントに求められるコミュニーケーション能力は次の通りです。

    • ビジネスマナー
    • チームワーク
    • 柔軟性と協調性
    • 分からないことを質問する力
    • 創造的な思考 など

    マーケティングコンサルタントとして成功するには

    マーケティングコンサルタントは小手先のテクニックだけでは通用しません。なぜならクライアントが経営のプロであり、顧客はプロダクトを選ぶプロだからです。そのためマーケティングコンサルタントとして成功するためには、次のような心持ちや、姿勢が必要でしょう。

    フレームワークに囚われないこと

    マーケティングコンサルタントの仕事は製品作りから、顧客が満足するまで多岐に渡る仕事をこなします。そのため守備範囲が広いです。また長い間、開発されてきた4PやUSPなどの多くのフレームワークがあります。

    マーケティングフレームワークの利用には、思考の整理やステークホルダーに説明がしやすいという利点があります。しかしフレームワークを利用したマーケティング戦略だけでは、事業の成長やイノベーションが起こせないこともあります。そのためフレームワークに囚われず、柔軟な発想で顧客と向き合うことが求められるでしょう。

    芸人になること

    マーケティングコンサルタントは常に結果を求められる究極の客商売です。その意味では会計士や弁護士などの士業と通じるところがあるでしょう。異なる点があるとすればマーケティングコンサルタントはチームで働くことでしょう。

    チームワークを活かし、クライアントの抱える課題や顧客が望むものに対して、愚直に向き合う必要があります。またコンサルタントは自分が知っていないことも、知っているように振舞う芸人になる必要があります。これらを通じてマーケティングコンサルティングのプロとして顧客から信頼されるのです。

    テックやファイナンスにも強くなること

    経営とマーケティングは表裏一体です。そのためマーケティング以外の経営やテクノロジー、ファイナンスに通じている方が有利です。マーケティングコンサルタントは経営に関わる人だけでなく、多くの人と関わる機会があります。従ってマーケティング分野のみならず、周辺知識の習得に励むことが求められます。

    また多くの企業は業績をKPI化しています。そのため自らが行ったマーケティング戦略をこれに基づいて説明することが出来れば信頼が得られます。

    まとめ

    本稿ではマーケティングコンサルタントの仕事や役割について紹介してきました。マーケティングは企業の成長に欠かせません。企業の成長を支えるマーケティングコンサルタントはやりがいの多い仕事です。しかし「これ」といった正解がない中で成果を上げ続ける必要があります。そのため伝統的なマーケティングを学ぶだけでなく、柔軟なアイデアで顧客の役に立っていく必要があるでしょう。

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    スタートアップ企業への転職はリスクか?メリットや注意点を徹底解説 https://infohub.jp/media/2020/05/18/2490/ https://infohub.jp/media/2020/05/18/2490/#respond Sun, 17 May 2020 23:00:00 +0000 https://infohub.jp/?p=2490 スタートアップに注目が増えていることで、スタートアップへの転職を検討されている方も多いかと...

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    スタートアップに注目が増えていることで、スタートアップへの転職を検討されている方も多いかと思います。しかし、実際スタートアップで働くことの実情がわからないという方も多いのではないでしょうか。本稿では、スタートアップでの転職の現状、転職のデメリット、メリットなどをご紹介します。ぜひご参考にしてください。

    スタートアップ転職の現状

    最初にスタートアップの転職の現状をご説明いたします。皆様も肌感としてスタートアップへ転職している人が増えていると感じる人も多いかと思います。

    スタートアップを仮に1−29人以内の企業と捉えた場合、統計局労働力調査によると、スタートアップへの転職者数は2011年頃より横ばいの推移であり、ここ数年で大きく変わっておりません。(図1)

    総務省統計局-増加傾向が続く転職者の状況 ~ 2019 年の転職者数は過去最多 ~ より

    このようにまだ人数的には大きく変わっておりませんが、スタートアップへの転職が増えていると感じる理由の一つに、大企業からのスタートアップへの転職という新たな層が少数派ですが登場しているからです。

    日本では、従来より失敗に不寛容な文化的背景や経済不況が続くことにより安定思考が強まっている結果、起業家やスタートアップへの転職というのは変わり者というイメージがありました。

    しかし、近年年功序列や終身雇用など従来の日本起業に限界を感じ、自分の力を試したいというリスクや心配をいとわない若い層が大企業からスタートアップに転職する例が増えています。事実、近年注目されているスタートアップの多くは大企業から独立した起業家が立ち上げたという例もあります。このように大企業からスタートアップ転職、独立する層が登場してきたことにより、スタートアップへの転職のイメージ向上につながっていると考えられます。

    一体何がリスクなのか

    スタートアップへの転職のリスクとして、よく考えられるのは年収面そして事業継続性の問題です。もちろんポジションや企業のステージによっても変わりますが、大企業からの転職の場合一定の年収・給与が下がる可能性が高いです。また、もちろん大企業のような福利厚生なども期待できません。ストックオプションなども可能性としてはありますが、今まで同様の待遇が難しいというリスクがあります。

    また、スタートアップは起業の性質上事業運営がうまくいかなかない場合、事業撤退や事業転換を行う可能性もあります。このように事業継続性が見えないため、職の安定性が保てないということもリスクの一つとなります。

    このように転職を検討している場合は、年収面や安定性などのリスクを頭に入れておきましょう

    環境は変わっているという見方も

    しかし、スタートアップのエコシステムが整備され始めてれたこともあり、環境が大きく変わってきているという見方もあります。例えば、以前はスタートアップやベンチャーといえば、安給料で長時間労働させられるブラック企業といったイメージがありました。

    しかし、VCによる投資や大企業によるCVCなど資金調達額が増えてきたことや優秀な人材を得るためには高い給料を支払う企業が増えてきています。例えば、JICリクルートメントとの調査ではスタートアップへの転職の平均年収は720万という調査結果もでています。(*スタートアップ転職、年収720万円超 上場企業越え )このように、平均年収など待遇面が改善されはじめてきたことにより、今後さらに優秀な人がスタートアップに転職するという機会が増えていくだろう。

    スタートアップへの転職のデメリット

    スタートアップの転職環境に関して、ご紹介してきましたが続いて転職のデメリットとメリットをご紹介します。メリット、デメリットをしっかり認識した上で転職を検討しましょう。まずはデメリットですが、上記のリスクとしてもご紹介したように、年収の低下や安定性が担保できないといったものがあります。ここではそれ以外に発生しうるデメリットをご紹介します。

    職務内容に柔軟性が求められる

    スタートアップはまだスタッフが充実していない状況なことが多く、エンジニアで入ったとしても営業を行わなければならないことや、経理で入ったが人事までもやるなど想定した職務内容を超えた業務をこなさなければならない場合が多いです。

    また、スタートアップはビジネスや事業運営が定まっていなかったり、業績が良くない場合、突然の事業内容の変更などもあります。その影響を受けて、業務内容がまるっきり変わることも考えられます。このように専門家として入社しても、他の業務も常に想定していなければいけません。このような変化を好まない人にとってはデメリットとなりえます。

    社内環境が不整備

    大企業などからの転職の場合、社内環境の不整備もデメリットの一つとして考えられます。一つは労働環境です。例えば就労条件や福利厚生などが整備されていません。しかし、スタートアップの初期はハードワークが求められます。その結果、ブラック企業と噂されるような働き方を求められるケースもあります。

    また、大企業や投資銀行では仕事の進め方や意識などで一定レベルある人が多いです。しかし、スタートアップでは勝手に優先順位をつけてやりませんでしたなどというようなことがあり、同様のレベルを求めることが難しいです。このように、労働環境や周りにいる人間の違いなどが大企業と大きく違うというデメリットも想定しておきましょう。

    スタートアップへの転職のメリット

    デメリットをご紹介してまいりましたが、スタートアップへの転職によるメリットもご紹介したいと思います。

    裁量が大きい中でチャレンジが出来る

    スタートアップは、従来の年功序列などのルールがなく、個人それぞれの自主性が求められます。また、人材が足りないことが往々にあるため、幅広い職務も求められます。このような環境の中で、結果が出れば良いというマインドも加わり、個人が今まで以上に裁量を持ち、チャレンジが出来る環境なのがスタートアップです。そのため、大企業などと比較しても短期間で様々なチャレンジが出来るため、成長できるというメリットもあります。

    エグジットでの報酬が期待できる

    スタートアップは、通常のベンチャーと違いM&Aや上場などのエグジットを目標としています。エグジットを目指すことにより、起業家はもちろん、VCなどが巨額の利益を目指すものです。

    スタートアップのビジネスがうまく成長することにより、従業員も株式を分割してもらえたり、株式を割安で購入できるストックオプション権を得られ、年収以外の形での報酬を得られる可能性があります。

    スタートアップやベンチャーに転職する人の多くはこのストックオプションを期待する人も多いかと思います。しかし、ストックオプションをしっかり決めている企業も少ないのが事実です。転職する際にこのような条件をしっかり確認するようにしましょう。

    スタートアップで働くことは待遇が下がる一方で、成長のチャンスや、大きな利益を得る可能性もあります。このようにしっかりデメリットやメリットを理解した上で自分の目指す働き方とあっているのかなど確認しましょう

    スタートアップ企業で活躍するために養うべき力

    スタートアップで活躍できる人ために必要な能力をご紹介します。転職するまでにこのような能力を養いましょう。

    柔軟性

    ご紹介してきたようにスタートアップは環境が大きく変わる可能性もありますし、自分の職務以外の領域も対応しなければならないケースもあります。このような状況に対応できる柔軟なマインドが大事です。

    自主性

    スタートアップでは決まった業務はありません。日々、状況は刻々と変化し、そのための解決策を探さなければなりません。そのためには、指示を待つのではなく、常に自分で判断出来ることが重要です。

    スピード感

    スタートアップと大企業ではスピード感が全く違います。意思決定スピードだけでも、大企業では様々な場所に稟議を取る必要があるに対して、スタートアップでは社長の意思一つで決まります。スタートアップでは、短いサイクルで改善を繰り返すことが重要です。このようなスピード感に対応出来ることを意識しましょう。

    スタートアップ企業へ転職する際のコツ

    ご紹介したメリット、デメリットなどを念頭におきながら、自己分析を行うことが重要です。しかし、自己分析だけではなく、しっかり企業についてもリサーチをすることが重要です。スタートアップは企業として未成熟なため、情報が流通していない場合が多いです。そのため、Googleで検索するといったことや、転職エージェントや知人などから可能な限り情報を集めるようにしましょう。例えば、Googleで検索した際に関連ワードとして、詐欺などと出てくる場合もあるため注意をしましょう。

    スタートアップ経験者が大企業のトップ層を任されることも

    スタートアップへの転職の厳しい部分もご紹介してきましたが、今後スタートアップ出身者もまだまだ多くのチャンスがあるという見方もあります。実際多くの大企業でスタートアップ出身者が役員などの経営ポストに着任しています。今後大企業がデジタルトランスフォーメーションや新規事業を開発していく上で、スタートアップ出身者に声をかけていくケースがますます増えてくる可能性があります。

    スタートアップへの転職でキャリアアップを目指そう

    スタートアップに転職することは、ストックオプションなどのエグジットでの報酬などを目的としているイメージが強いと思います。しかし、今後スタートアップエコシステムが整備され、スタートアップのイメージが向上していくことでのキャリアップのステップとしても有効になっていくと考えられます。キャルあアップを目指している方の選択肢にスタートアップへの転職も検討してみてはいかがでしょうか。

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